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「Zガンダム」と「バットマンビギンズ」行きましたぜ。

なんか「Zガンダム」行くことになって行っちゃいました。まったく、ホントにまったく期待してなかったんですが、あれ?なんかかなり面白かったです。一般に薦められるかと言うとそれはまた別の話ですけど。

バットマンビギンズ」も行ってきました。こちらも噂に違わず面白かった。僕の中で「スパイダーマンと並ぶヒーローモノの双璧になる可能性十分。ただ、こちらは「85点の期待をして見に行って実際85点だった(当社非)」、と言う感じで、しかも僕の中で同ジャンルで「スパイダーマン2」が120点オーバーなもんで今回特に「衝撃」って感想はなかったんです。が、「Zガンダム」の方は「20点くらいの覚悟をして行ったら結構67点くらいには楽しめた(もっとかも)」、てな感じだったんで、なんかお得感たっぷりでした。

なんか持って回った言い回しですな(笑)。

だってそれはそうです。20年近く前のテレビシリーズの劣悪な環境で作った映像を、今劇場の大画面で見せられるんだもん。手放しで誉められるわけはないです。結局総集編だし。新作カットは確かに奇麗でしたが、あちこちで言われてるように旧映像とのマッチがチグハグだし、単独で見たって、やはり安彦さんの描く人物の凄まじくもまた色気のある表情や動きに比べたらやはり喜ぶほどではない。

じゃあ、なんで面白かったかと言うと。シナリオが案外スッキリしていた。これに尽きます。もっと言うと、「魅せるべき軸がどこかちゃんとハッキリしていて、シナリオのほぼ全ての要素がちゃんとその一点の瞬間に収束していた」んです。つまり…


かつての仇敵シャアの元に、次々と集まってくる旧ホワイトベースの戦士たち。

そして物語のクライマックス、ついにシャアとアムロが邂逅する。


軸はこれ。ここからぶれてない。アムロの復活、シャアとアムロの邂逅。それを見に行く映画です。途中のエピソードも、ちゃんとここに収束するように取捨択一されている。要はカタルシスがあったんです。クェスとかカツとかギュネイのエピソードでシナリオが不必要にバラバラしてしまった「逆襲のシャア」より印象は良かったし、感情曲線・緊張曲線のコントロール、その一点に関してのみ言うと、「宇宙戦争」よりもずっと満足度高かった。(そして、僕にとってはその点が何より重要。 勿論映像や場面場面の人間表現は勝負にならないんですが。) うまい具合に「ハッとする」場面が入って、退屈させられなかったのも良かったですね。ほぼ全編、気持ち的に入り込んで見れました。

さて、それほど言うならシナリオ的には万人にお薦めか、と言うと、そこがまたそんな事ないのが難しいです(笑)。

まず、この映画、完全にファーストガンダムのファンを意識して作られてる。

大前提としてファーストガンダム見たことない人、思い入れのない人にとって、シャアとアムロの邂逅なんて言われてもワクワクするはずもないし、そもそも設定的にきついでしょう。7年経ったアムロとフラウの微妙な距離感も良かったんですが、そんな事言われても(゚д゚)ハア? でしょうし。まあ、ガンダムファン限定、そんな事はいまさら言うまでもないので良しとします。彼氏に連れてこられたらしき女性が何人かいたのですが、もしいやいやだったら、ご愁傷様としか言いようがない(笑)。

テレビシリーズ「Zガンダム」の熱狂的なファン、この人たちにも案外きついかもしれないです。つくりが完全に「ファーストガンダムのファン」向けになってるので、もう見せ場はホワイトベースクルー、アムロ、シャアに全部持ってかれてます。(僕などにはそれが良かったのですが。) Zファンにとっては、「あのシーン好きだったのに!!」ってなシーンが結構カットされてるかもです。富野監督によると、2部・3部あわせた全体のラストは、テレビシリーズと180度変わるらしいですし。(僕にはこれも楽しみ)

じゃ、ファーストガンダムのファンならみんな楽しめるかと言うと、そこはやっぱりZはZ。帰ってからファーストガンダムの1話見直したんですが、やはり1話のアムロの感情、行動は丁寧に追われてるんですよね。それに比べちゃうと、Zキャラの行動はやはり逝ってる。

カミーユに関しても、僕は今回結構すんなり入ってきたんで肯定的ですが、これもほんとはもうちょっと何とか出来ればいいんでしょうねえ。特に入り方。 (いきなり取調室で尋問されてるとこが初登場なんですが、これは日常から入るテレビシリーズよりむしろ良かった。最初から「そういうキャラなんだ」と思って見れるので。でも、これでも「良く」はないよなあ・・・)

しかし、こういう「ファーストガンダム」の正統的続編、と言う作品を今構築しなおすと言うのは、やはり、ゲームでファーストの世界を体験してくれた若い世代が凄い数いるからでしょうねえ。「ファーストは知っててSEEDも知ってるけど、Zは知らない」と言う世代。その辺考えると、「完全にファーストガンダムファンを狙ったつくり」、狙いはかなり良かったんじゃないかと。

今回の第1作「Zガンダム1 星を継ぐ者」、ファーストガンダム世界とZ世界の橋渡しとして、なかなか良かったんじゃないかと思います。これで、ガチガチのファースト至上主義者で以前はZキャラは何考えて行動してんだかさっぱりわかんなかった僕も、とりあえず、カミーユとエマさんとレコアさんとジェリドは覚えることが出来ました。これでZキャラにも多少の愛着が生まれたので、第2作「Zガンダム2 恋人たち」は、Zキャラだけで話が動いても楽しめそうです。

最後に一言、感想。「ああ、Zってこういう話だったんだ!!

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投稿: ロレックス オーバーホール 期間 英語 | 2021年12月 2日 (木) 03時22分

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