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2005年12月

『日本インターネット映画大賞 』投票

キングコングのコメントに『日本インターネット映画大賞 』から投票の案内が来ていたので、まあ気軽に参加してみます。でも、今のところ投票が少ないようだけど、果たして成り立つのかな。

今年は「渋い良作」と言う感じのが多い印象で、大作の傑作はないなーと思ってました。が、最後に来ました、キングコング。とにかく今年はこれに尽きます。あとアルセーヌ・ルパンファンとしては、「ルパン」映画化の感激は筆舌に尽くし難いものがあります。では、投票。

『日本インターネット映画大賞 』

 投票部門 …外国映画

 [作品賞投票ルール]
 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

※投票対象は、必ずしも「2005年公開作品」には限定しません。正式な国内公開日とは関係なく、あくまでも「今年あなたが初めて観た映画」とさせていただきます。これは全ての賞で共通です。

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「キングコング」          10点
  「ルパン」              6点
  「バタフライ・エフェクト」      5点
  「キングダム・オブ・ヘブン」    5点
  「バットマンビギンズ」       4点

【コメント】
今年は最後に味わった「キングコング」、それに尽きます。あらゆる角度から見て本当に素晴らしかった。「バタフライ・エフェクト」「キングダム・オブ・ヘブン」「バットマンビギンズ」はそれぞれにマニアックだったり、歴史知識が必要だったり、渋い作りだったり…と言う部分で一般受けは難しそうなものの、どれも非常に高いレベルで完成された良作だと思います。こういうのが好きな僕にはたまらない。が、ここはあえて「ルパン」を頭一つ抜けさせて投票します。フランス映画らしい難点も多々ありますが、ミステリ、トリック、冒険、ヒーローもののエッセンスの詰まったアルセーヌ・ルパンものの面白さ。それをここまで大切にしてくれただけで感涙です。(長年の憧れだったエトルタの奇巌城を映像で見れただけでファンとしては大満足(笑)。) 今年はルパン生誕100周年でしたが、ちゃんと現代のエンターテイメントとして蘇ったのではないでしょうか。是非続編希望!

「宇宙戦争」「スターウオーズEP3」は、ネタは好きだし映像は凄いのだが、正直、もう一つだった。残念。「コンスタンティン」はひじょーに微妙。こういうの好きなはずだし、ガブリエルやルシファーの雰囲気は良かったんだけど、イマイチ乗り切れなかった・・・。「スーパーサイズ・ミー」は影響力大でした。面白かった。ジャンクフードはほどほどに。「チーム・アメリカ」「SAW」も小品だけど文句なく楽しめた良作でした。やはり小品の当たり年?

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【監督賞】              作品名
   [ピーター・ジャクソン] (「キングコング」)
【コメント】
  これほど「監督賞」が似合う作品はない!監督の愛の勝利

【主演男優賞】
   [アンディ・サーキス] (「キングコング」)
【コメント】
  こういうのはアリかな?キングコングを演じた人です。CGのコングでも可

【主演女優賞】
   [ナオミ・ワッツ] (「キングコング」)
【コメント】
  奇麗でセクシーで健気でかわいらしかった。コング相手の演技も真に迫っていて、撮影時はコングが目の前にいないなんて、とても思えない。凄い。その上アクションも大奮闘!文句なし

【助演男優賞】
   [ジャック・ブラック] (「キングコング」)
【コメント】
  …キングコングばかりだな(笑)。業の深いアクの強いキャラクターを、特徴的な風貌と眼の力で、素晴らしい説得力を持って演じてくれました。一番感情移入できた。

【助演女優賞】
   [クリスティン・スコット・トーマス] (「ルパン」)
【コメント】
  若きルパンが溺れていくカリオストロ伯爵夫人という難しい役柄を、ちゃんと説得力を持って演じてくれたと思う。妖艶さ、カリスマ性、オーラをしっかりと感じさせてくれました。この夫人のミステリアスさで、映画が持った。

【新人賞】
   [該当なし]
【コメント】】
  俳優にはそれほど詳しくないので、誰が新人かわかりません。

こんなところで。

「キングダム~」、「バットマン~」に関しては、脚本や作品的には語れることたくさんあったけど、そういえば俳優に関してはキングコングほどは強い印象は残っていないな・・・。「バタフライ~」の子役とか、主役、ヒロインとかはそれぞれなかなか味わい深かったんだけど、インパクト的にコングのキャラクター達に、一歩譲ります。そう言えば、「キングダム~」のお姫様役のエヴァ・グリーンが、「ルパン」でクラリス役をやっていて驚いた。

子役と言えば印象的なのは「宇宙戦争」のダコタ・ファニング(笑)。女王の教室の志田未来ちゃんと是非共演してホラー撮って欲しい。さぞかし怖いホラーが出来上がるだろう(笑)。

ところで、脚本賞とか音楽賞とかはないのかな。

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大漁

安彦良和先生 機動戦士ガンダム・ジ・オリジン 11巻

細野不二彦先生 ヤミの乱破 2巻

山田芳裕先生 へうげもの 1巻

かわちかいじ先生 ジパング 21巻

田島隆先生 東風孝広先生 極悪がんぼ 9巻

購入。ヤミの乱破おもしれー。

オリジン最高。シャアわっるいやつだなー。ガルマが可憐で可憐で。ドズル兄さんいい人すぎ。こんなにかわいく描かれると、「やらせはせんぞ」のところで泣いちゃうかも知れんな俺。

来月はいよいよ蒼天航路35巻・36巻(最終巻)同時発売だ。表紙・GONTA先生のコメント・描き足し(…はないかな?)、画伝の告知など、楽しみでしょうがない。

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キングコング KING KONG

うわ、ピーター・ジャクソン、こりゃすげーわ。

ってわけで、行ってきました「キングコング KING KONG」

もともとの「キングコング」、超有名なんだけど、今まで俺個人的にはほとんど興味なかった。コングが美女をつかんでエンパイヤーステートビルに上ってるシーンは何度も見たけど、「ふーん。」くらいの印象しかなくて。パニックものはハリウッド映画の華だけど、だって所詮ゴリラだしぃ、ってのが本音。 未来から来た殺人ロボットとか、幽霊退治とか、遺伝子工学で恐竜復活とか、宇宙人襲来とか怪獣とかスーパーヒーローとかならこう、設定だけで燃えるものがあるんだけど…。

今回も、あの「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督の最新作、と言うのじゃなければ、そして予告編の映像を見なければ、全く興味湧かなかったと思う。(聞いた時も「なぜキングコング?」って印象の方が強かったし。) 

が。

はい、なぜ不朽の名作として映画史に残ってたかわかりました。

これ、一人で部屋で見てたら号泣でしたね。 

最新のクリーチャーの凄まじさ、最先端のCGだけでもういくらでも語れちゃうんだけど、それだけ取り出すと「宇宙戦争」だって「スター・ウオーズ EP1・2・3」だって凄まじく良かったのだ。が、今回ぐっと来たのは、とにかくそれ以上に、シナリオがちゃんと良かったから。そしてそのCGを生かす魅せ方が良かったから。そしてなにより、登場人物一人一人のキャラクター、人間描写が良かったからだ。

この話つまりはラブストーリーだと思うんですけど、ラブストーリーでは俺にしては珍しく、妙に心の琴線に触れてしまいました。あの「タイタニック」に関しては俺アンチで、その辺今の職場含めてあちこちで顰蹙買いまくりなんだけど(笑)、こっちはなんかツボにはまりまくり。 ヒロイン・アン(ナオミ・ワッツ)の撮り方が奇麗で、シナリオ的にもホントに惚れちゃう感じの人物造形で、もうどっかんどっかんのアクション映画なのに要所要所でロマンチックで、こちらの感情を掻き立ててくれるようにしっかり演出されてて、そこがもうぐっと来てしまったです。

もしこのヒロインに魅力がなかったら、コングの行動にも気持ちが乗り切れずに全部台無しになっちゃうと思う。

これ、いわゆる「フランケンシュタイン」から「ナウシカ」まである古典的な「美女と野獣」ってモチーフなんだろうけど(つか「キングコング」自体が古典だ)、やはり何度も語られるモチーフにはそれだけの力があるってことなんすね。ピーター・ジャクソン監督が、元のキングコングのヒロインが初恋の人だ、と言ってて、今回撮影前にその女優さんに会った時(その時その女優さん90歳)、 あまりに感動して泣いてしまったと言ってましたが、その思いが映画からこれでもかってほど伝わって来たです。

登場人物の一人、騒ぎの元凶たる野心あふれる映画監督の人物造形が、また良かった。前半は、ヒロインのかわいさとこの人の野望への共感で引っ張られて見てました。というか執念と言うか、こういう人やっぱ魅力あるですよ。まさに元凶でヤバヤバなんだけど、クリエイターの端くれとしてこういう人にはやはり憧れちゃいますね。手塚治虫先生や宮崎駿監督もこういう人なんだろうなあと(笑)。アンの恋人役も添え物にならずかなりかっこ良かったし、船長もかっこ良かったし、とにかく中心のアンとコングだけに限らず端々の人物まで深みがあって魅力的だった。さすがロード・オブ・ザ・リングであれだけの群像ドラマを物した監督。圧巻!!

例によって長い映画ですけど、島についてからはもう息もつかせぬ展開で飽きる感じは全くありません。恐竜映画としてだけでも、ジュラシックパークを軽く超えてる。なんともお得な映画です。

是非劇場に見に行ってください!!

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最近古代地中海世界の歴史にはまってます

historie きっかけは、岩明均先生の「ヒストリエ」。ギリシア・マケドニアの英雄アレクサンドロス大王の書記官・エウメネスが主人公の物語ですが、まったくそんな事知らなくても読めます。感動します!!泣くよ!! むしろ今のところ年表的な歴史的事実との関係は希薄で、3巻現在、まだアレクサンドロスすら影も形も出てきてません(笑)。 いや、もしかしたら一番最初に街を攻めていた若き武将がアレクサンドロスの可能性もあるかな? その直後長きに渡る回想シークエンスに突入したので、それはまだわかんない。後のディアドコイ(後継者戦争)での重要人物・アンティゴノスは出てきてますが・・・

shishiou アレクサンドロス題材だと、阿刀田高先生の小説・「獅子王アレクサンドロス」がかっこよくて燃えてお勧めです。アレクサンドロスと、その友人にして幕僚のヘパイスティオンセレウコスプトレマイオス老将パルメニオンらとの関係は、銀英伝ファンなら、ラインハルトキルヒアイスミッターマイヤーロイエンタール、或いはメルカッツなどの関係を思い出し、ふつふつと燃え立つものを覚えるでしょう。蒼天ファンなら曹操と魏武将たちを思い浮かべてください。また、「征服者」と言うより「冒険家」なんだな、と言うのもこれでイメージつきました。

arex-yas もう一つ、アレクサンドロスはあの、ガンダムの安彦良和先生も描いておられます。「アレクサンドロス~世界帝国への夢~」

ガンダム・ジ・オリジンが今めちゃくちゃ面白いのがきっかけで、最近安彦先生の漫画を探して読み漁ってるんですが、アレクサンドロスも描かれてたとは思わなかった。

解釈は安彦先生らしいと言うか、アレクサンドロスを少し情緒不安定な夢見る危うい少年として描いていて、蒼天曹操のような悪をも鉄の意思で遂行する英雄、巨人としての描き方じゃなかったですね。中盤ちょっと「そんなにネガティブに捉えなくても…」とも思ったんですけど、その辺、超人思想をしない「健全な良識人」感覚を持つ安彦先生らしいかなと。繊細で危うい感じが、それはそれでまた好きな感じなんで味わい深かったです。天才とは容量自体の大きい者ではなく、例えるなら傾けたコップの水、と言う説に僕も賛同する者ですが(そしてそういう人間にたまらなく魅力を感じる者ですが)、その感じが出てるのは良かった。(銀英伝のラインハルトもそうですもんね。) 前半ちょっと読みにくかったんですけど、中盤からどんどん入り込んで来れて、最後はかなり感動してしまった。 短いながら切なさもロマンもあるし、これ、僕はかなり好きですね。

それにしても、いやー安彦先生の絵でアレクサンドロスが読めたのは幸せだった。贅沢言えば、1冊で駆け足でやるんじゃなく、4冊くらいでゆっくりと読みたかった。それだけが残念。 でも変なはしょり方してるんじゃなく、ちゃんと一通りアレクサンドロスの人生が追えます。あ、ヒストリエの主人公エウメネスも、2・3コマだけ出てきてました(笑)。

ギリシアの最盛期を過ぎると、時代はローマ

rome 塩野七生先生の「ローマ人の物語」面白いですね~。文庫化を機に、ついに手を出しました。現在23巻。ユリウス・クラウディウス朝崩壊後の混乱がようやく収まり、五賢帝時代が始まるか、と言うところ。続刊が待たれます。

カエサルクレオパトラアウグストゥスティベリウス・そして同時代に現れる「キリスト」…の流れは、そう言えば昔からちょっと興味あって、高校時代とか大河漫画に描こうとしてプロットとか立ててた事あります。(こういう壮大な事ばっかやりたがるから連載取るのに苦労するんですが・・・(笑)) そう言えば昔読んだ、カエサル対ヴェルキンゲトリクスを題材にした「ローマに挑むケルトの若き狼・ガリア戦記」って小説のイラストも安彦先生が描いてたなあ・・・。

カエサルは多才の人で、政戦両略の天才の上に史上まれに見る革命家、その上文学史上の巨人でもあると言う、どうやら蒼天曹操にかなりタイプの似た英雄のようです。女ったらしで人妻好きのところも似てる(笑)。帝政(あるいは簒奪)への道を開きながら自らは帝位に付くことはなく、後継者が初代皇帝になるところも似ている。(もっともローマ皇帝と中華皇帝とは権威も権限もまったく違いますが。) 

また、カエサルの子カエサリオンを生むエジプト最後の女王クレオパトラ7世は、上記のアレクサンドロスの武将、プトレマイオスの子孫なんですよねー(プトレマイオス朝エジプト)。こういう因縁の絡み合い、たくさんの人間の、何世代・多民族に渡る壮大なドラマが歴史ものの醍醐味。

いつか蒼天航路みたいに、こういう魅力を出せた作品を描ければいいんだけど。

ちなみに、補足トリビア。「イスカンダル」とは、「アレクサンドロス」のアラビア語・ペルシア語名。

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アカギのアニメ

なんか書くタイミング逸しちゃってて、めちゃくちゃ今更なんですけど・・・

アカギアニメ、スバラシイですね! 恐ろしく出来がいい。けれん味たっぷり!演出抜群! あの福本先生の絵がぐりぐり立体で動くのが驚異的。ちゃんとあの絵の味を再現してる!! 

akagi   

※拾い物です。問題があったら削除します。

声もみんなイメージ合ってていいです。私生活でも雀鬼だという萩原聖人さんの声が、物凄くはまってる。アムロのナレーションがイカス。

今10話くらいかな?毎週楽しみです。原作の鷲巣麻雀まだ決着ついてないけど、アニメはどこまでやるのかな。

原作読んだことない人も、麻雀に興味ない人も、是非見てみてください。かなり原初の快感原則に忠実なんで、大抵の人が「うお、面白い!」と思えると思います。原作ファンで、「アニメはいいや、イメージ壊れるから」と思ってる人も、ちゃんと見る事をお勧めする!! 絵といい演出といい、福本先生の持ち味バッチリですぜ。再現できると思わなかったからドビックリした。

公式ページはこちら。放送時間をチェックして、是非、どうぞ!

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今度はアクメツ16巻!12月8日木曜発売。+コミックマスターJ考察

16 早い、早いよスレッガーさん! 今度はアクメツ16巻かよ!!

さすがに週刊アンド月刊のダブル連載は違いますねえ。すごいペース。それだけ鬼スケジュールだったわけですが。でも世の中週刊+月刊2本とか週刊+隔週とかやってらっしゃる先生もいるんですよね。(一時の浦沢先生とか。) その方たちはどうやってるんだろう・・・

今回のアクメツ16巻。表紙がなんか新鮮だと思ったら、アクメツ仮面をつけてない生の表紙これが初めてだったんですね。(パーフェクト・ワンはほぼ素顔だったけど。) この制服は新倉生だな。

今回の巻は新倉が大変な事になります。(と言ってもみんな同じ生だけどね) 話はどんどん加速していき、ついにクライマックスへ!今チャンピオンの連載の方ではついに最後の戦いが始まろうとしてます。アクメツ最大のピンチ。お見逃しなく!! 

★★★

Jlast Jの最終巻。コミックスになったのを、先日一読者として改めて一気読みしました。この最終巻分、連載時は月刊という長いスパンでやってた事もあり「普通に楽しんでた」というくらいだったのですが、作画作業を離れてまとめて読むと、こりゃかなりキますね。描き足しもあるし。イヤーかなり感慨深かったです。蒼天航路のときのようにいろいろ考察してみたり深読みしたりなんかしちゃったりして。

特に「コミックマスターJ」と言う作品の、漫画作り、物語作り、クリエイターの生き様…というテーマ上、こういうある種メタフィクション的な階層構造がものすごくはまったと思います。 (筒井康隆先生の「朝のガスパール」とか庵野監督の「THE END OF EVANGELION」ほど直接的な描き方はしてませんが、この場合Jの「神」って誰かな?と考えるとわかりやすいかと思います。…ってまで言っちゃうと野暮かな。) さすが押井作品思想に一家言ある田畑さん。読み直してみて、改めて唸らせていただきました。

そして「そこには何もない事を証明してしまった」などと言われるエヴァの映画、庵野監督のメッセージと違ってJと言う作品のスタンスの素晴らしいところは、フィクションの力、物語の持つエネルギーを力強く謳い上げてるところだと思います。

生み出されたキャラクターたちは、生み出された以上すでに「生きている」。小林君の叫んだあのシーン、あそこにはかなりグッと来ました。また蒼天航路を例に出しちゃいますが、蒼天の読者達は、僕も含めてその後の三国志を「蒼天キャラ」で想像してみちゃったりしますよね。「描かれてない以上そんなシーンは存在しない」とか言い切っちゃう以上に、僕ら読者の中ですでに蒼天劉備たちは「生きた人」になってるわけです。

また物語の力と言うと、Jの作中でも聖書などが例に出されていましたが、アメリカの南北戦争・奴隷解放の原動力となったと言われるストウ夫人の「アンクル・トムの小屋」とかも思い出します。そこまでは行かなくても、人々の日々の生活や人生に、物語から受け取ったものは確実に血肉となり、それが現実を作っていってるわけです。

物語は現実となり、現実は物語となる。それは間違いなく複雑に絡み合っている不可分の存在。最近では僕は、「そこにはなにもない」と言い切っちゃう事の方が、むしろリアリティーがないと感じちゃいます。

そんなこんなを考えながら最終巻読んでると、かなり感慨深かったです。単純に物語としての面白さや伏線回収にも気持ちよくさせていただきましたが、テーマ的にもラストにふさわしい。

…ま、ここに書くと作者様方の目にも触れちゃうので見当違いの事言ってたりするとこっぱずかしいですが(笑)、まあ一応宣伝にもなるかな?と思うのであえて書いておきます。あ、読んだ方、これは「一読者としての俺の個人的感想」であり、俺自身の考え方とかも混じってるんで、「制作サイドの公式見解」とか思わないでね(笑)。J機関の作品に関して俺はあくまで一アシスタントですから

うーん、やっぱ蒼天の時より書きにくいわ~。しかし、情熱のままにアップ! ぽちっ!

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