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2006年5月

クライマックスU.C.第4話

ガンダムエース本日発売か。ルパンの記事なんか書いてる場合じゃないですな(笑)。

てなわけでクライマックスU.C.第4話、無事載っております。感想お待ちしてますー。

Minami_1

今月の南ちゃん。

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アルセーヌ・ルパンシリーズ全容 vol.1

このブログを立ち上げた時から「アルセーヌ・ルパン」カテゴリーはずっと作るつもりだったんだけど、書きたいことがありすぎてどこから手をつけていいか分らなかった。ハヤカワ「奇岩城」の発売はいい機会でした。前回の記事でなんだかエンジンがかかったぞ。

←のルパンカテゴリーがちょっとしたルパン研究サイトになるように、今後ともちょくちょく書いていきたいと思います。

ってわけでまず、今回はざっと僕なりにルパンシリーズを俯瞰して、各作品の簡単な紹介をしてみます。興味持ってくれた人が、「どれから読めばいいの? どれが面白いの?」と思ったときにちょっとした参考になれば嬉しいです。

アルセーヌ・ルパンシリーズは、(まとめ方にもよりますが)長編・短編集あわせて全部で約21冊分になります。作風はなかなかバリエーション豊かで、ミステリ・推理小説として完成度の高いもの(主に短編)や、暗号解読や中世の宝物探しを題材にした冒険伝奇もの、また歴史戦争(第一次世界大戦)を背景にした作品群、また恋愛小説としての側面が強いもの、など様々です。

基本的に1冊1冊で話は完結していますが、前期の流れには大河性もなくはないし、また、たまに後の作品に前の作品のネタバレが入っていたりするので、できれば発表順に読んでいくのが理想だと思います。まあこだわらないで興味あるのから読み始めてもいいと思いますけどね。

てなわけで、ざっと作品の発表順に俯瞰してみます。

1、怪盗紳士ルパン ★★★★☆
第1短編集。9つの短編から成っている。第1話はいきなり「ルパン逮捕される」。これって知らない人には案外トリビアではないだろうか。以下、獄中のアルセーヌ・ルパン」「ルパンの脱獄」…と話は続く。ルパンの幼少の頃の話(「女王の首飾り」)やルパンの伝記作家「わたし」との出会い(「ハートの7」)などバリエーション豊かで、後のルパンもののの面白さのエッセンスがすでにこの短編集で詰まってると言っていい。第9話「遅かりしシャーロック・ホームズ」で初めてライバル・ホームズと出会う。(原文では「ホームズ」ではなく「ショルメス」というパロディーキャラ。邦訳ではホームズにされちゃってる) ホームズと軽いつばぜり合いを行い、更なる対決を予感させて、引き、で1巻終了。少年漫画としても完璧だ!

2、ルパン対ホームズ ★★★☆
「金髪の婦人」「ユダヤのランプ」と言う、2本の中篇を収録。1巻のラストを受けて、シャーロック・ホームズ(エルロック・ショルメス)との本格的な対決を描く。北駅のカフェでのホームズとルパンの邂逅はめっちゃかっちょいい。それと、この作品はかなりユーモアが効いてる。からかわれる側のホームズファンには我慢ならないかもしれないが、一応ホントは「ショルメス」なので・・・(笑)。

3、ルパンの冒険 ★★★
舞台の小説化。当時のメディアミックス? ルパンのオーソドックスな手口で、第1短編集を読んでる身には意外性があまりなく、舞台用の脚本を無理やり1冊分に引き伸ばした感があり少々たるい。が、この作品でルパンの乳母が初登場するのではずせない。あとヒロインが健気でかわいいと思った。心理ドタバタ劇っぽいところが三谷幸喜とかの舞台っぽい? 舞台で見たら面白いのかも。

4、奇岩城 ★★★★★
初の長編。文句ナシに名作だと思います。すでに名を成した巨人・アルセーヌ・ルパン対、高校3年生の天才少年探偵イジドール・ボートルレ。頭はいいけどあくまでまだ「少年」のボートルレが、時に打ちのめされて涙にくれながらも必死でルパンにくらいついていくところがもう燃える!鉄仮面やマリー・アントワネットもからむ歴史上の大秘密と暗号解読がゾクゾクする。そして対決を重ねてきたホームズ(ショルメス)との決着。あのラストがまた。いつかフランス行ってエトルタのエギーユ・クルーズをこの目で見てみたいねえ。

5、813 ★★★★★
長編2分冊の前編。これがまた奇岩城と1、2を争う傑作。奇岩城の後、4年間沈黙を守ってきたルパンの復活。「813」「APO ON」の謎をめぐるルパン、殺人鬼L.M、国家警察部ルノルマン部長の3つ巴の戦いは見ごたえたっぷりだが、何より最後の大どんでん返しがビックリ。初読の時は興奮した。あと敵の一人、アルテンハイム男爵が案外男気があって好きなんすけど。

6、続813 ★★★★★
長編2分冊の後編。813の続きでこれまた大傑作。前編のラストを受けて、「世界中が爆笑した!」から始まる。その前編よりさらにスケールアップして、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世が登場したりする。また、背景に第一次世界大戦勃発の予兆がちらほら見られる緊張感がたまらん。また前編・後編通じて言えることだが、この作品は巨大な野望に身を焦がすルパンの悪魔的情熱がいい。その妄執の果ての、最後のジュヌビエーブとのシーンは泣けるよ・・・。どんでん返しは、前編のラスト以上のものが用意されています。これほど面白い話はそうは知らない。時系列的には、この話の後、世界は第1次世界大戦に突入していきます。

7、水晶の栓 ★★★★
長編これも傑作と誉れ高い。でも個人的には「813」や「奇岩城」よりは落ちるかも。時系列としては「813」「奇岩城」から少し戻って平和な時代(ベル・エポックと呼ばれる時代)が舞台となっています。当時起こったフランス政界の汚職事件を絡めた、悪徳代議士ドーブレックとルパンの対決。ルパンは部下を救うために戦うのだが、親分を信じる部下の描写とそれに答えきれずに追い詰められていくルパンの焦燥が感動的。

8、ルパンの告白 ★★★★☆
第2短編集。9編の短編が収録されています。これも時代としては「ベル・エポック」期の話。ルパンの短編はミステリとしてよく出来た物が多くて、どれもはずれはないと思います。この短編集では、「太陽の戯れ」「影の合図」あたりが暗号小説の佳作としてよくミステリ・アンソロジーで紹介されている。僕は「赤い絹のスカーフ」がかなり好き。ネームだけですが、昔自分で漫画にもしてみました(笑)。「結婚指輪」「ルパンの結婚」も案外好きだ。こういう人情話、心理劇のような要素があるのが、元心理小説家であったルブランが、ややもするとただのパズル小説になりかねない他の推理小説作家と違うところの一つだと思ってます。

9、オルヌカン城の謎 ★
長編。時系列は「813」後に戻り、いよいよ第1次世界大戦の勃発です。と言ってもこの作品にはルパンは1,2ページしか出てこず、主人公に助言を与えるのみにとどまります。なもので1度しか読んでない。印象に残ってないからあまり面白くなかったと思う・・・

10、金三角 ★★★★☆
長編。バリバリに第1次世界大戦中の話です。傷痍軍人パトリス・ベルバル大尉が前半の主人公で、ルパンは後半、救世主として現れます。それが気持ちいい。初読の時はどんでん返しにもあっと驚いたし、個人的にはかなり好きな作品です。ルパンは「813」の後自分を死んだ事にし、それ以降「虎の牙」まで、スペイン貴族「ドン・ルイス・ペレンナ」として活躍します。これがその第1作。

11、三十棺桶島 ★★★★
長編。これも第1次世界大戦中の話です。ある女性がブルターニュ地方の三十の棺桶の島の伝説に巻き込まれる物語で、これも後半、救世主としてドン・ルイス・ペレンナことアルセーヌ・ルパンが颯爽と現れて彼女を救います。ドルメンやドルイドなど、ケルトの伝説や土俗をふんだんに生かしたおどろおどろしい雰囲気は他作品にはない。ホント、バリエーション豊かだと思う…。横溝正史はこの作品の影響を受けているらしいです。

12、虎の牙 ★★★★★
大長編傑作だと思います。長いんで上下巻に分けられる場合もある。第1次世界大戦直後の話です。この作品でドン・ルイス・ペレンナがルパンだと世間にばれます。遺産相続をめぐった連続毒殺魔との対決で、ドン・ルイス自身も遺産相続人であることから疑いがかかっていくあたりが緊張感ある。また、部下であり警察官でもある善良なマズルー警部が、ルパンと警察との間で板ばさみになるのがかわいい。謎解きとしては中盤が山だけど、その謎は初読の時はかなりゾクゾクした。後半はアクション映画のようなんで、本格推理小説ファンの評価が低かったりもしますが、ナニ、「推理小説」というカテゴリにこだわらなければめちゃくちゃ面白いですって。あと、ドン・ルイスことアルセーヌ・ルパンの大戦中の行動の全容が明らかになります。お前は江田島平八か、ってくらい少々吹きすぎ!な感はありますが(笑)、この底抜けのスケールのでっかさが、ホームズシリーズにはないルパンシリーズの魅力だと思ってます。

第1話の「ルパン逮捕される」では、ルパンは25歳の若き青年。ホームズとの初対面の時、ルパン26歳、ホームズ46歳。(この二人には世代差があります。) 第1次世界大戦を経て、「虎の牙」終了時ではルパンは45歳。大冒険としては時系列的にはほとんどこれがラストエピソードと見ていいと思います。あとは時間をさかのぼった「エピソード・ワン」的なものだったり、「奇岩城」と「813」の間の4年間の空白を埋めた「サイドストーリー」的なものだったり。時系列的な意味での「虎の牙」以降も2、3の冒険はしますが、スケールの小さい、ルパンの人生としてはエピローグ程度の冒険です。このあたりになると、作品としてもいまいち・・・。

とりあえず今回はここまで。とにかく前期は傑作が多いです。後半に続く!

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ハヤカワ文庫「奇岩城」刊

去年のアルセーヌ・ルパンシリーズ・誕生100周年映画「ルパン」公開を期に、ハヤカワ文庫で新訳でアルセーヌ・ルパンシリーズが刊行され始めました。 まず去年、ルパンの最初の単行本(「怪盗紳士ルパン」)と、映画の底本にあたる作品(「カリオストロ伯爵夫人」)の2冊を刊行。そして昨日、ルパンシリーズの代表作と言われる、「奇岩城」が発売されました。

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ハヤカワ文庫版アルセーヌ・ルパンシリーズ(刊行中)

ここでも再三書いている事ですが、僕にとって、「ルパンと言えば三世じゃなくてアルセーヌ」。自分の漫画(「CLOCK CLOCK」)にも登場させてしまったほど筋金入りのルパンファンの僕としては、この知る人ぞ知る静かなルパンムーブメントは実に嬉しいかぎりです。

ポプラ社などの児童用の翻案バージョンを除くと、現在完訳で全作品網羅して読めるのは偕成社の完訳全集のみ。しかもハードカバーで値も張る上に、出版社の関係でか、完訳であるにもかかわらずなぜか児童書扱いなので、少々人に薦めにくい。(僕は全巻持ってますが(笑))

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偕成社版・アルセーヌ・ルパン全集(全25巻・ハードカバー)

ルパンシリーズは他に新潮文庫版(堀口大學全訳)、創元推理文庫版(石川湧・井上勇訳)などが刊行していますが、いずれもそれぞれ名作が抜け落ちていて全作品読める全集にはなっておらず、大人用の完全な全集の刊行が待たれていたところでした。そんな時のハヤカワ文庫版(平岡敦全訳)の刊行開始だったわけです。

このハヤカワ版、去年フランスで出たルパン全集(あちらでも100周年で刊行したんでしょうね)を底本に、10年かけて全作品をリリースする予定だそうです。1年2冊のペースで、全21冊。10年計画と言うのがなんとも気長な話ですけど、この平岡敦氏の新訳、現代的な文章でなかなか読みやすいんで、人に薦めやすいです。新世紀に蘇った大人用ルパンのこれからのスタンダードとして、ハヤカワさんには是非頑張って全巻出し切ってもらいたい!(途中でくじけないでネ) 

ここを読んでくださっている皆さんも、この機会に宜しければ是非読んでみて下さい。映画の原作となった「カリオストロ伯爵夫人」はルパンシリーズでも正直それほど上位の作品ではないと思いますが、「怪盗紳士ルパン」「奇岩城」どちらも文句ナシに面白いです。まず「怪盗紳士ルパン」でルパンと言うキャラクターに親しみ、その上で名作「奇岩城」を読めば、間違いないと思う。はまる人ははまると思いますよ。是非どうぞ!

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スタートレック

最近スタートレックが再マイブームになっていて、連日TNG(=STAR TREK: THE NEXT GENERATIONピカード艦長の奴です)を見倒してます。なにせTNGだけでも7シーズン全178話あるんで今までまだ全エピソード制覇したわけではなかったんですが、この機会に初めっから順を追って見倒してやろうと。そしたらまー、今更改めて思いますけど、こりゃむっちゃ面白いっすよ。1、2シーズンはまだちょっと固めですけど、3シーズンあたりから俳優さんも脚本も演出もエンジンかかってきて、もうやめられません止まりませんです。

何故今スタートレックなのかと言うと、

●洋ドラマ「LOST」がえっらい面白かった。が、第1シーズンが終わってしまった

第2シーズンは7月から。

●「LOST」の名キャラクター・ロックさん禿。声・麦人氏)成分

Locke_1足りなくなった

禿麦人声成分禁断症状

元祖禿麦人声の救援求む

艦長!!!

Pika禿。声・麦人氏)

ってな流れなんですが。ごく自然な流れでしょ。

スタートレックはもともと「ホログラムデッキの反逆者」とか「人間の条件」とかの哲学性の高い話や「無限の大宇宙」「運命の分かれ道」などのQ絡みの話、あとは「亡霊戦艦エンタープライズ”C”」や「恐怖の宇宙時間連続体」などの時間もの、それにボーグ3部作(「浮遊機械都市ボーグ前後編」「戦士の休息」)など、宇宙や時空の深遠を感じる、SFのセンス・オブ・ワンダー的な部分に惹かれて単発的な見方ではまりだしたのですが、通してみると案外、クリンゴン絡みやロミュランカーデシア絡みの「歴史物」的な流れも面白いですね。ちゃんと大河物してる。銀河の歴史が、また1ページ!この辺の真価は、単発的に見てる時には感じてなかったです。もともと銀英伝蒼天航路などの歴史物好きな僕ですから、この全体の縦軸ともいえる大きな流れでも楽しめそうで予想外に得した気分。(…なので、スタトレファンには基本的に不評らしい「ディープ・スペース・ナイン」のシリーズも、それはそれで僕は結構楽しめるかも・・・? まだまったく見てないんで、なんともいえませんけど。)

スタートレック見ながらガンダム漫画描いてると、宇宙世紀にレプリケーター転送装置ホロデッキがないのが寂しく感じてしまいますね。ガンダムって、最初に設定した「モビルスーツ」「スペースコロニー」「ミノフスキー粒子」「ニュータイプ」以降は大きなSF的ギミックは加えていかないで、もっぱら人間ドラマ・戦争ドラマに専念してますよね。それこそが良かった部分なのだろうとも思いますが、ちょっと寂しい気も。作中で再三言及されている「木星」くらいは、続編でちょっとSF的に掘り下げてみてくれても良かった気もします。あと、100年200年経つのなら、パラダイムシフトを起こすような画期的な新技術が登場してくれても良かったのに。(∀ガンダムのナノテクノロジーはその感じがあって、ひさびさにSF感を感じました。特に福井晴敏先生小説「∀ガンダム(改題・月に繭・地には果実)」はその辺りの良さが顕著。名作です。)

逆に、ボーグやドミニオンとの戦いでエンタープライズからモビルスーツがバヒューンと出て行く光景を想像してみたりもします。そういう派手さもあったら、日本でももうちょっとメジャーになれるかな、とか(笑)。まあ「そんなスタートレック嫌だ」と言う気もしますが(笑)。

でもスタトレ世界、あれだけ考えられてる世界だからみんな宇宙服着てないのも何かわけがあるんだろうけど、惑星探検の最中にライカーが毒に犯されたエピソードとか見ると、やっぱノーマルスーツくらいあってもいいと思うぞ(笑)。

しかしあっちのドラマはいいなー。LOST(無人島サバイバル)にしろトゥルー・コーリング(タイムスリップ)にしろスター・トレック(宇宙探検)にしろCSI科学捜査班(犯罪捜査)にしろプリズン・ブレイク(刑務所脱獄)にしろ。これ映画じゃないっすよ、ドラマっすよドラマ。ドラマでこれだけの事やってくれるんだもん。すげー。

対して日本のドラマで俺が最近はまったのは、下北沢の不良のケンカ小学校の先生か…__| ̄|○ いや、どちらも心の作品になるほど名作なんですけどね。でも、うー、そりゃ俺の好みだと基本的にドラマは見なくなるわ~。仮面ライダーが唯一の希望か。

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絵って奥深い

あずまんが大王」「よつばと!」のあずまきよひこ先生が、以前何かのインタビューで「僕はストーリーの力は信じていないところがあるんですが、絵の力は信じてるんですよ」みたいな趣旨の事をおっしゃっていた。

あずま先生のファンではあるものの、僕自身は普段はわりと小説寄りの、ストーリーの展開や活字から得る情報量を楽しみにするタイプの読者なので、それを読んだとき「ああ、僕とは違うタイプの方なんだな」と思った。が、それでもこの言葉は印象に残っていた。あずま先生の作品を読んでいると、その言葉になんと説得力のある事か。あずま先生の作品の良さは、まさしく絵の持つ表現力。そこからかもし出される雰囲気。何事も起こっていないのに、なんでこんなに面白く感じるんだろう。

漫画を描く場合、絵の力が上がれば上がるほど、ひとコマで読者に与えられる情報量は絶大になっていく。セリフやナレーションで何十字も費やす事よりも、ひとコマの中のちょっとした手のしぐさを凝ってみるだけで、あるいはちょっとした小物、空間にまで気を使って作画するだけで、読者に伝えられる情報量は倍加する。それも読者に長文を読む労力を費やさせずにだ。いや、それが難しいんだけどもさ。

最近まで自分は、そういう部分に関してあまりにも軽視してたかな、とちょっと思う。自分自身が受け手としては映像よりも活字から情報を受け取る方が楽な人間であり、漫画家としては絵師であるよりもストーリーテラーでありたいと言うタイプの人間であるためだろう。(絵がそんなに上手くないことは自覚していたが、それを自分ではそんなに深刻な問題とも思っていなかったのです) 

が、漫画はあくまで「絵で表されるエンターテイメントだ」と言うことを自分自身に改めて銘記しておかなければならないかもしれない。絵で表現できる幅が広がれば、同じページ数でも表現できる話の幅がぜんぜん違うことを、日に日に実感してるからです。(とは言え絵がめちゃくちゃ上手くても漫画として面白いかどうかは別の話で、この辺に関しては基本的には「メジャー誌の漫画制作の作法」がまったく正しいと思っていますが)

今回の仕事は、SFに関してその辺を吸収するいい機会だと思う。なかなかキツイ仕事なのであまり余裕はありませんが、せっかくだからこの仕事を終えた時一皮向けてるように、一話一話できるだけ工夫してみようと思います。

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ぐあー資料多すぎ

F91時代のサラミス改のモビルスーツデッキ、どれ参考にしていいか分らん!

0083のサラミスにはカタパルトが見当たらないし、Zのサラミスはカタパルトは艦首甲板なんだけど、F91のサラミスっぽいのにはフィルム見ると艦橋の両横あたりにカタパルトついてるぞ。でも戴いたF91の設定資料にはサラミスがない!!! このサラミスってZZか逆シャアに出てくるの? (一話で0083のサラミス参考にして描いちゃったよ・・・しかもこれだけかなり形が違う。あわわ)

ホワイトベースだのアーガマだのアルビオンだのスペースアークだのの、フィルム本編の主役達が乗る戦艦の設定資料は事細かにあるんだけど、案外サラミスやマゼランあたりの量産戦艦のディテールは少ないです。でもカムナやシュン達の乗るのは、この辺のザコ戦艦なんだよね。勝手に作ってもいいならいいんだけど、どこかと矛盾が出てきちゃいそうだからそういうわけにも行かないだろうしなあー。

良く見ると連邦の制服もF91時代はちょびっと違うし。くそっ、すでに間違えてるじゃんか__| ̄|○

すんませんです、できるだけコミックスで直します・・・・

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vodafone→ソフトバンク

僕の携帯はvodafoneなんですが、これがもう、ホントに繋がりにくい。どのくらい繋がりにくいかというと、もう完全に「仕事に支障をきたすレベル」。僕がほとんどの時間を過ごしている自宅・アクメツスタジオの両方で、完全に通話不可能な状態ですもん。話すときは、いちいち外に出て話しています。J-phone時代はそんな事なかったんだけどな。やはり海外の会社だからか、vodafoneになってから、目に見えて電波のケアが悪くなった。どんなにいろんな機能がついても、まず電話として買ったのだから、電話として役に立たなければしょうがない。他のサービスより何より、携帯の会社はそこを最優先にやって欲しいと思う。

もう乗り替えたれ、と何度思ったか知れないが、番号やメアド変えるのが面倒なのと、家族みんなvodafoneなんで踏み切れずにうだうだしてました。と、そんな時、今回のソフトバンク社のvodafone買収のニュースが。

ソフトバンクって会社に関してはいろいろビミョーな感想も抱いていますが(笑)、今回に関しては、もうはっきり言って大歓迎です。

是非、引っ掻き回してください(笑)。これ以上悪くはならないだろ。

改革案の一つに、3G基地局の年度内の大幅増設が上げられてたのが何より好印象。なら、3Gのに買い換えても良い。やはりこういうところの現状にあったフットワークの良さは国内の会社じゃないとダメだわなー。海外の会社では、不便だという「実感」が伝わりづらそうだもん。

電波のケアの充実をなにより最優先にして欲しいですが、それが大前提として、やはりその他の、yahooならではの大改革にも期待しております。携帯のサイトって、僕程度の習熟度の者からするとかなり分りにくいんですよね。検索もパソコンほど分りやすくないし。この辺、パソコンの検索会社の大手であるyahooが、携帯サイトの常識を覆してくれると面白いなーなんて思っております。「ユーザーを三つの小さい池に分けている意味を感じない」みたいな社長さんのお言葉もありましたし。

さらにソフトバンクは、アップル社と提携して「iPod(アイポッド)」機能付きの携帯電話端末を共同開発するそうです。僕としては電波さえ良くなればその辺は二の次でどうでも良いのですが、これが売りになってvodafone(ソフトバンク)陣営が元気が出てくれるのなら、ユーザーも増えて儲けも出て基地局も増えて…といい方に回ってくれるとも思うので、こういう勢いの見えるアグレッシブさ大歓迎です。寂れた空気がかもし出されると、全てが悪い方に回っちゃいますからねえ。

てなわけで、ソフトバンク携帯、期待しております。乗り換えるのはもう少し待とうと思うので、是非頑張ってください。

とにかく、電波電波!!!!(笑)

※ブランド名はどうなるのかな。「変えないで欲しい」って声も結構あるみたいだけど、個人的には「vodafone」って名前には悪い印象しか残らなかったから、ここはバシッとイメージ一新して欲しいような気がする。でも世界的にはvodafoneってかなりのブランド名らしいのよねん。

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デスノートの映画

デスノートの映画の宣伝をテレビで見たけど、案外いいかも。

L画像の声をちゃんと音声変換の気持ち悪い感じでやってくれたのと(是非やってほしかった)あと思ったよりLの雰囲気がバッチリなので俄然興味が出てきました。響鬼さんの「レイ・イワマツ」(笑)も、画面で見たら悪くなさそうだったり。捜査本部や警察の場面とか、なかなかワクワクしちゃいました。本編がこういう結末(?)を迎えたばかりなので、あの捜査本部の面々や総一郎を見るのがちょっと切なくて良い。

本編、このまま終わっちゃうんですかねえ。まとまりはいいと思うんだけど、単純に、「蒼天航路」終わって「アクメツ」終わって「デスノート」終わっちゃうと、最上級に楽しみにしている漫画ががくっと減っちゃうんですわ~(笑) 「バガボンド」「ハンター×ハンター」は怒涛の勢いで休載中だし、「ヒストリエ」はペース遅いしなあ・・・

「アクメツ」最終巻、発売中です。ぜひ結末を見届けてください。

完全にリアルタイムものでしたが、何年か後に「小泉政権時代」を振り返るのにもいいと思います。最後の村瀬総理のファイナルアンサーと、詩菜と生のラストシーンは必見。

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最近見たもの

仕事がガンダム漬けで苦労してるんでプライベートじゃ見るのも嫌になっちゃうかと思いきや、まったくそんな事ないですなー。特にファーストは何度見ても感涙ですよ。てなわけでファーストのTVシリーズのDVD発売。さて、どうしよう…。

まあ今の仕事が仕事なんで最近ガンダムの話題ばっかで、ここを昔から見てくださっている方でガンダムに興味のない方すみません、って感じですが(笑)、ちゃんと他のもいろいろ見てますよー。

ちょっと話題が古いですが、まず「ドラえもん のび太の恐竜2006」。コレは素晴らしかった! 僕は原作の漫画のほうの藤子Fファンなんで、原作尊重路線の新ドラ絶賛派なんですが、この「のび太の恐竜2006」は新ドラの素晴らしさがこれでもかってほど出た作品でした。なんと言っても漫画版にあって旧・映画のび太の恐竜になかった名シーン、ジャイアンの「俺は歩く!のび太と一緒にな!」がちゃんとあるだけでも感涙もの。そして作画がぶったまげるほど凄い!! 表情もアクションも生き生きと動く動く。そしてラストシーン。のび太やみんなの感情表現が素晴らしい。泣かせますぜー。お子様向けと侮るなかれ。劇場でお子様と一緒に来てたお父さんお母さん、ウルウルしてましたぜ。そして素晴らしいのが、子供がちゃんと笑うところで笑い、緊迫したシーンで息を呑み、ちゃんと楽しんでる事。面白かったらちゃんと見てくれるんだなーと、なんか反省しちゃった。まだ劇場でやってるみたいですね。未見の方、よかったら騙されたと思って是非見てみてください。素晴らしい作品です。 毎年恒例のなあなあで作るのではなく、「凄いのを作ってやるんだ」と言う新ドラのスタッフの気概を感じました。「来年もまたね!」って言ってたから、「宇宙開拓史」やってくれるんだろうか。やって欲しいなあ。この2作は紛れもない名作だと思うので。

あと、先日書いた「女王の教室」スペシャル。これはホントに良かった。親に見せたら痛すぎたのかちょっと不評だったが(笑)。

そして、洋ドラマ「LOST」。LOST面白いっすよLOST。飛行機事故から始まる無人島漂流サバイバルが舞台の群像ドラマなんですが、そのキャラクターがもう一人一人めちゃくちゃ魅力的ジャックソーヤーケイトチャーリークレアジンサンサイード、そしてロックさん。その他のみんなも、もう出てくるキャラみんな好きだ。感情移入させてくれるんですよねー。謎も気になるし、今一番楽しみですよ。第1シーズンそろそろ終わるんですけど、あー!!! 第2シーズンも早めにやって欲しいなー!!!!

漫画では、一番楽しみにしてる「バガボンド」が絶賛休載中なんで、ちょっと寂しい感じ。我がココロの作品の一つ「蒼天航路」も終わったんで、モーニングの楽しみがかなり減っているんですが、それでも「ジパング」と「へうげもの」が読めるんでやめられないです。コミックス待ちでもいいんだけど。「へうげもの」は蒼天終了の穴をほんの少し埋めてくれています。でも結構休載するんだよなあ。

映画化の近い「デスノート」は、10巻あたりからジャンプ最新号までは個人的には結構好きです。ニア・メロ編になってからどうしても「Lの焼き直しキャラ」と戦ってるようにしか見えなくてトーンダウンしてたんですが、新キャラ・魅上照の登場と高田清美の再登場からまたぐっと面白くなってきました。で、ここ数週の展開。月負けましたねー。いやー月が好きで見てるんだけど、このみっともない負けっぷりはそれはそれでカタルシスあった。収まりはいいと思う。このまま終わっちゃうのかな。どうだろう。

映画デスノートは、「レイ・イワマツ」とか「月の理解者の女の子(オリジナルキャラ)」ってところでがっくし。うーん、同じ監督の「ホーリーランド」は良かったんだけどなー。何故そんな事に。

なんて事を、ネーム上がった勢いでつらつらと書いてみました。

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