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●作品の思い出Ⅱ 未単行本化作品

過去作品の思い出です。
ここでは読切・前後編や企画物など未単行本化の作品について。
上に行くほど新しい作品です!

Border02 
灼熱のアンタレス

読切第12作 / 前30P・後32P (デザイン協力・小倉信也 設定協力・白土晴一)
掲載・コミックマーブル 2008年5・6号 (竹書房)

そこは現在より遠く 未来より近い「日本」―――
そして戦火の火種を持つ国。

僕たちの生活のすぐ隣で、世界はゆっくりと
破綻の兆しを見せ始めていた… 

旋律の近未来アクションSF起動!!!

灼熱のアンタレス一般誌でなんとかスケールの大きなSFや冒険物を描けないものか、と言う野望は、投稿時代からずっと持ち続けておりました。今でも持っています。自分の原体験、物語好きの情熱の中心はやはり、ヤマトや999であり、海底2万マイルやモンテ・クリスト伯やアルセーヌ・ルパンであり、銀英伝であり、ガンダムであるのです。

そんな僕がガンダム仕事を通じて自分のやりたいことを一つの形として世に示せた時、竹書房さんが次のチャンスを与えてくださいました。そんなこんなで生まれたのがこの作品です。

この作品、ガンダム仕事でお世話になった、僕自身大ファンである小倉信也さん(アニメプラネテス、ガンダムユニコーンSF設定考証)にメカデザインをしていただき、小倉さんにご紹介していただいた白土晴一さん(サンデーGXなどでご活躍中)に設定考証をお願いすると言う、ビックリな豪華な布陣で臨ませていただきました。本当に嬉しかったです。

読んでいただいた方にはお分かりの通り、まだまだ構想は残している、パイロットフィルムのような意味合いがある作品です。(ちょっと確信犯です(笑)。) 状況が許せば是非発展させたいネタですので、その時が来たら応援宜しくお願いします!

Border02 Uraratitle
読切第11作 / 前24P・後24P (原作・工藤晋)
掲載・ビッグコミックスペリオール増刊 2004年9・10号 (小学館)

一度も勝てない競走馬が、廃止寸前の地方競馬場を救い
日本中の人々の心を癒した…
ハルウララ。ただいまデビュー以来105連敗中! 
そのハルウララに、今、あの武豊騎手が騎乗する!!

Urara01 ペリエ物語からの繋がりで、またもスペリオールで競馬実録物を描くことに。今度の素材は当時一世を風靡した、あの負け続きの競走馬、ハルウララ! みんな覚えていますか?(笑)

負けてちやほやされる。このことについては、関係者、武騎手、みんな複雑な思いがあったようです。なぜなら、みんな勝つために毎日努力しているのだから。勝てない馬は、普通は養っていけない。そういうシビアな世界。なのにウララは、負ける事でクローズアップされてしまった。

ここで面白いのは、業績不振で廃止寸前だった高知競馬が、生き延びるために、「勝つ」ために、この人気に賭けたところ。取材しててもその気迫と言うか、「滅びてたまるか」「明日をも知れぬ」「このチャンスを逃さんぞ」と言う雰囲気がビシビシと伝わってくる(笑)。この読切も、そこにこそスポットを当てたつもりです。「負けてもいいんだー」なんて、そんな事はありえないすよ(笑)。

ちなみに我が師匠筋の田畑先生・余湖先生の名作・「コミックマスターJ」の最終第13巻に、「裏ハルウララ物語」と言える話が収録されています(笑)。僕のこの読切とセットで読まれると、いとおかし、かと(笑)。

Border02 Gaiatitle

読切第10作 / 30P (原作:テレビ東京編成部 シナリオ協力:丸本忠之)
掲載・ビッグコミックオリジナル 2003年11月27日増刊号
ワンテーマコミックマガジン ビッグコミック1(one)
ビジネス&マネー特集 (小学館)

○『甦れ!シーガイア』
話題沸騰!人気ビジネスTV番組がコミック誌初登場!
外資に買収された宮崎シーガイアは復活できるのか?

Gaia01_1

GOTTA時代にお世話になった編集長さまに声をかけていただき、いきなりビジネスもの初挑戦!

周りの友人には「またしょっぱい仕事するなあ」と言われましたが、自分としては全然嫌じゃなかったですよ。歴史好きと言うのはある意味社会性のあるものが好きという一面もあって、実はスポーツ物よりもこういうものの方がずっと興味があったりします。「ガイアの夜明け」も「プロジェクトX」も好きだ。

…が、声をかけてくださった編集さんにも読者の方にもかなり申し訳なかったのが、この作品から作画に大幅にパソコンを導入して、しかもまだその体制が整いきっていなかったので、作画が大幅に荒れてしまった事。かなり試行錯誤して余計な時間を食ってしまって、酷い絵になってしまいました…。

この時の反省から、「新しい事を始める時、体制が整っていない時は、十分な時間的余裕をいただく。それが不可能な時はお仕事をお断りする事も場合によっては大事」と言う事も考えるようになりました。やる気だけで安易に「やります」と言って、結果的に酷い事になってもプラスにはならないので…。

Border02
Chasertitle
読切第9作 / 60P 
掲載・少年サンデー超(スーパー)2003年5月号 (小学館)

時は2015年――今からほんのちょっとだけ未来―――
オートチェイサー(自動一輪)レースで 史上最速と呼ばれる(予定の)男、霧生ヨーヘイ。彼の幼馴染のリカは、ふとしたことから第三世代型人工知能「アダム・カドモン」を手に入れた。アダムを搭載したスーパーマシンを手にするヨーヘイ。だがそれが元で、二人はとんでもない事に・・・

ハイスピード追跡アクション、つっぱしれ!!! 近未来自動一輪車レース活劇!!!
!!

Chaser01久々の、本当に久々のオリジナル。それだけで嬉しかった。僕のオリジナルはとかく話を複雑にしたがる傾向にあるようなので、今回はとにかく単純で、何も考えずに気持ちいい、と言うものを目指してみた。バイクでナイトライダー。それだけ。目新しいとこなし!! あとはとにかくキャラを生き生きさせる、かわいい女の子も出す、スカッとさせる、とそんな事だけに気を使いました。

結果的にどうやら成功した・・・とは言いがたいようですけど、自分の欠点がさらに浮き彫りになり、次にどうすればいいかも見えてきた。今後に向けてひとまず大きな足がかり、というか手ごたえを感じた事も事実です。あと、やはりマイナス思考、守りの発想はいけませんね。読者の上を行かねば。
次はもっと自分を出して、積極的に攻撃的に、ぶっ飛んだアイディアも入れられるように頑張ります。

Border02
Petitle2
読切第8作 / 38P (原作・工藤晋)
掲載・ビッグコミックスペリオール増刊 2003年2月7日号 (小学館)

若き日の天才騎手が心から愛した名馬とは・・・?
それは突然の出会いであったという・・・
ペリエ・・・22歳の夏・・・!!

Pe02ペリエ物語の続編です。

本誌に載った前・後編が調教師さんとの交流を描いたのに対し、増刊に載ったこの「凱旋門賞編」は、ペリエさんの生涯の思い出の馬となった"パントレセレブル"との交流にスポットを当てた話です。いわゆる「戦う男のアツい話」ばかり描いて来たんで、この話はちょっと調子を変えて、あったかい話になればなーと思って描きました。・・・と言うわけで、パントレセレブルを萌えキャラに(笑)。

久々に軽いノリのキャラを描けたことは新鮮でしたし、馬や競馬シーンを描くのには慣れてきて良かったんですが、どうもペリエとセレブルの交流を描くだけで精一杯だったみたい。最後のシーンの重みを出せなかったのが力不足でした。悔やまれます。

Border02
Petitle
読切第7作 / 前31P・後28P (原作・工藤晋)
掲載・ビッグコミックスペリオール 2002年22・23号 (小学館)

'73年、フランスの田舎町に生まれ動物をこよなく愛した少年は
やがて世界最高峰の騎手になっていった・・・

今年もまた彼の季節がやって来た!!
世界一の天才ジョッキーO・ペリエの素顔に迫る!!
'02年秋のGIシリーズ開幕記念
スペシャル読切、前後編59ページ!!

Pe03「蒼海のコロンブス」が他誌でも完全にぽしゃり(笑)、さてどーしようかと思ってた時にまたも、サンデーでの初代担当でありGOTTAでの担当でもあるM氏から声をかけていただいて、受けた仕事です。もうこの方には頭が上がりません(笑)。

と言っても好み的に苦手なスポーツ実録物だし、競馬も全く見ないのでどうしたものかとも思いましたが、とりあえずバイクやF1などの「レース」は大好きなのと、あと後々歴史物を描きたいと言う野望があるので馬を描くのは身になるし楽しそうだな、と思った事で、わりと乗り気で引き受けました。・・・しかし、それがこんなに大変な事になるとは、その時は夢にも思わなかったのです・・・

馬描くの難しいいいいいいッ!!! ・・・死にました。

最初、「何このUMA」ってな謎の生物しか描けませんでした。あせるあせる。

いや、でも、今考えると非常――に楽しかったです。やりがいありました―。尊敬する師匠筋の余湖先生・田畑先生にえらい誉めていただいたので、多分出来はいいと思います。

Border02
Naomititle
「ナオミ探偵ファイル -CROSSROAD POCKET-」

連載第2作 / 全6話 (監修・渡邉直美 シナリオ協力・面家仁)
掲載・月刊ミステリーDX2001年11月号~2002年7月号 (角川書店)

探偵のお仕事って何を思い浮かべますか? 殺人事件? 推理? 捜査?
いえいえ、実際の探偵のお仕事は、そんな華やかなものばかりではありません。
今日はわたしナオミが、探偵のほんとうの活動の一部を特別にお見せいたしましょう!
現役探偵の渡邉直美氏監修による本格探偵コミック誕生!

Naomi01少年誌での企画と平行して、角川の女性誌で描いた作品。女性誌と言うのがなんとも五里霧中で、非常に苦労した作品でした。実在の探偵さんのお話を聞きながら描いた探偵モノで、I-modeのゲームとの連動企画でもあります。

ネタ的に一人でやる自信がなかった事もあり、高校時代からの友人でシナリオライターでもある面家仁氏の協力を仰いでいます。が、僕の力不足でいまいち結果が残せず、残念な事になってしまいました。マスターキートンやギャラリーフェイクのようにしたかったのですが・・・。

いろいろ欠点もありお恥ずかしい作品なのですが、第3話の野球ファンの話と第5話の赤子取替えの話は今でもなかなか好きだったりします。単行本出せなくて残念。

Border02 Bandtitle
読切第6作 / 38P (取材・吉村憲文 協力・コンサドーレ札幌 ガンバ大阪)
掲載・少年サンデー超(スーパー)2001年12月号 (小学館)

後に二ノ宮は言う―――
播戸竜二ほどプロになるのに貪欲な奴はいなかった、と―――

誰よりも熱いFWがここに!!
進化しつづける本能の狩人、
Jリーガーニューヒーロー実録・巨弾読切38ページ!!

Band04当時やっていた、かなりのこだわりと思い入れを持って作ってた企画「蒼海のコロンブス」がさくっと検討の余地もなくボツになり、かなりキてた時に上から回された企画(笑)。全くスポーツを見ない僕にとって、これで実力を測られることは相当の苦痛でした。が、受けるからには何とか接点を見つけようと、播戸さんのホームページを拝見。いろいろ読んで播戸さんがいっぺんに好きになり、やる気が急上昇します。やっぱり野望を持って戦う男はいいですね。サッカーはわかんないけど、そういう気持ちは描きたい事と一緒かな、と。

北海道まで取材に連れていって頂き、播戸選手にもお会いでき、結果的にはかなり楽しんで描けました。取り上げるエピソードの内容がなかなかに挑戦的で僕好みだったのも良かった。出来が良かったようで、わりといい結果も残せたみたいです。

Border02 Skyhearttitle
読切第5作 / 34P
掲載・少年サンデー超(スーパー)2000年12月号 (小学館)

軍のはみ出し者や廃棄処分になりかけの戦闘機の寄せ集めで作った
民間アクロバットチーム「Sky Heart」。
メンバー最後の一人、日本の少年立花遥がそこに加わった。
プライドと野心を鋼の翼にのせて、男達は飛び立つ!!
大空にかける少年の野望、ジェットアクション34ページ!!

Skyheart01飛行機アクロバットのパイロットを主人公にした読切。当初のネームではマクフィールドさん(主人公憧れのパイロット)がすでに死んでいて、その残された娘の前で主人公が飛ぶ、という話だったのですが、担当さんのご指導により、よりテーマにストレートに簡潔になるように、2人の対決のみに焦点を当てて描くことになりました。その分キャラの心情を丁寧に描くことが出来、確かにかなり良くなったと思います(^^)。えらく男くさい画面になっちゃいましたけど(笑)。

自分の一番描きたいテーマ、一生描いて行きたいテーマを、大好きな「空」という舞台で描けた非常にお気に入りの作品です。

また飛行機モノ描きたいなー。凄く。

Border02 Sennrigannboytitle

読切第4作 / 35P
掲載・少年サンデー超(スーパー)2000年6月号 (小学館)

「ミドリの猿」と名乗るテログループに家族を奪われた少年、萩尾一真。
女性ながら自衛隊屈指のパイロットである、岬美由紀。
「千里眼」と呼ばれるカウンセラー友里佐知子の本を愛読していた二人は、
その心理学の知識と強さを武器に「ミドリの猿」に挑む!
今年度最大の日本映画「千里眼」の序章にあたるオリジナルドラマ!!

Sennrigannboy01松岡圭祐さん原作・水野美紀さん主演の映画「千里眼」のタイアップの企画読切。

当初は「映画の前半部分を漫画化する」という予定でしたが、その前半部分では少年誌的な見せ場を作るには難しいことと、「35ページ」というページ数で読切の形にまとめようがないということで、編集さん達との話し合いの結果「オリジナル主人公・オリジナルストーリーで映画の序章になるような話を」という事になってしまいました(汗)。僕の作品では初のカラーページつき、となります。

映画の撮影を見学させて頂く(水野美紀さんに会えた!!)など、非常に楽しい経験をさせていただきました。こういう仕事もたまには面白いですねえ。

Border02 Olympustitle
読切第3作 / 32P
掲載・コミックGOTTA2000年2月・創刊号 (小学館)

国際宇宙ステーション「オリンポス」にテロリスト達が侵入した!
彼らの狙いはこのステーション内で行われているプロジェクトの阻止と、
その中心人物たるオズ教授の殺害!!
ステーションを守るために派遣されてきた対宇宙テロの専門家、葛城直。
彼には、オズ教授との間に因縁があった・・・。

Olympus01雑誌の新創刊に伴って、読切の依頼をいただいた。
今回はセラフのときの反省を踏まえて、「ちゃんと、自分の描きたいテーマを明確にしたものを、人にも面白いといってもらえるような技術で描く」事を目標にして描いた。

勿論これにも反省点は山ほど山ほどあるが、思い入れはかなりあります。まだまだ未熟でお恥ずかしい限りなんだけど、「これは自分の作品だ」とちゃんと言えるぞ。ボロイならボロイなりに、評価を素直に受け止められます。

大きな欠点としては、ラスト、あとワンアクション描きたかった・・・と言う部分。ドラマとしてはなんとか閉じてると思うけど、漫画なんだからちゃんとバトルを盛り上げなきゃねえ。

Border02 Selaphtitle
読切第2作 / 32P
掲載・少年サンデー超(スーパー)1998年7月号 (小学館)

純の幼なじみの少女・澪は、“熾天使(セラフ)の末裔”と呼ばれる亜人種だった!!
彼女を「長」と呼び迎えに来たセラフの青年。研究材料にと彼女をさらおうとする
政府の研究機関の者達。純は澪を守り切ることができるか?


Selaph01やっちまった感の強い作品。この時いろいろなことに惑わされて、面白いものがなんなのかわかんなくなって、テクニックのつなぎあわせで描いちゃった気がする。「何を描きたい」と言うものが全くなくて、ただプロットを組み上げた感じ。“プロ”を意識するあまり、大事なことを忘れちゃったか・・・? おまけに異様にこっぱずかしいシーンの連続(笑)。まあ、勉強にはなったけど。

そうそう、生まれてはじめて32ページにまとまった。そこは評価に値する(笑)。 

Border02 Blessyoutitle
第40回小学館新人コミック大賞少年部門入選・デビュー作 / 39P
掲載・少年サンデー超(スーパー)1997年9月号 (小学館)

かつての“おぞましい記憶”を封印して生きてきた少女・慧。
しかし、そんな彼女の前に謎の外人神父が現れたことから、
再び彼女は自分自身の運命と対峙することになる・・・

Blessyou01 アシスタント始めたばっかりで時間もなくて、死にそうになりながら描きなぐった覚えがある。きつかったー。

でもそのかいあって、賞ももらったし本にも載ったし、えかったえかった。自分がいいと思うものを目指して思いっきり描けた、いい時代だった。

担当さんがつけたアオリは、

“生とは・・・ 死とは・・・ 神とは・・・ そして人間とは・・・・・
生命の尊厳をかけ少女は今運命と対峙する・・・”

だった。ハッタリが効いてていいですねえ(笑)。

この作品、「ロンギヌスの槍」は出てくるし内容はダークSFだし主人公の女の子は綾波に似てるしで、受賞・掲載後わりとあちこちから「エヴァンゲリオン エヴァンゲリオン」言われました。でもこれネーム描いたのは持ち込みするよりずっと前だし、その時僕はアニメほとんど見なくなってたしで、エヴァとは全く接点ないんですよねー。ネタの中心もロンギヌスの槍よりは「トリノの聖骸布」の方だし。(ペン入れする前後あたりで、友人から薦められて結局エヴァにはまりましたが。) センス自体は当時の時代の最先端と合ってたと思うのに、なんでこのままの方向性に進ませてくれなかったんだろう…。

Border02

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