2030年代に火星目指す オバマ大統領が新宇宙政策
今日の朝方、ニコニコ生放送でオバマ大統領の新宇宙政策演説が流れました。ツィッター上の宇宙開発に詳しい方たちの反応を見るに、概ねいい感じの、地に足のついた実現性の高い方針っぽいです。
以下、
●(しばらくは)米有人宇宙探査計画の途絶を許容する
(短絡的にパワーを使い切ってしまうよりも、まずはより高度な技術を開発することに予算を使い、足腰を鍛える。宇宙放射線の影響など、有人宇宙飛行に関する根本的な問題についての本格的な検討を行う。)
●その後、まずは有人小惑星探査(宇宙飛行士を小惑星に送る)
●技術的には、オリオンをベースに
●次に、宇宙飛行士を火星に送り込む。月にはもう行ったので、火星に行ってみる
●ISS(国際宇宙ステーション)は2020年まで運用延長
★★★
最近、宇宙機エンジニアの野田司令とあさりよしとお先生の小惑星開発論にあてられてしまったので、有人小惑星探査にまず興奮してしまいました。
多大なコストをかけて無目的に重力井戸の底に降りて行くより、拠点として非常に理にかなってるんですよ、確かに!
オバマ大統領の演説でも火星より先に計画されている通り、実現性もずっと高いですしね。
日本でも、「はやぶさ」の活躍は記憶に新しい(と言うか真っ最中な)ところです。
わかりやすいのでおススメです
【宇宙暮らしのススメ】 と、漫画【アステロイド・マイナーズ】
高揚感出すためにあえてガンダム的に例えると、アクシズですよアクシズ!
その後の有人火星探査が2030年代。
これはアドバルーン的な意味合いが強いんだろうけど、2030年代だったら可能かな。
そう思いたい!
そうそう、お友達の作家さんのコメント。
うん、地球上でこれ以上は小銭の奪い合いしかできないと思うので宇宙開発は大いに賛成です。
外へ目をむける勇気。
いま人類に足りないのはそこかと。
外にいけば絶望とともに希望もみえると思うんですよ。
でしょでしょでしょ!!!!
そう、地球の狭さはもう限界ですよね。
「(先のビジョンのない)節約」も「土に還れ」も、単なる老人の郷愁論としか聞こえない。
このままじゃ人類どうあってもジリ貧ですよ。
小銭の奪い合いどころか、このままじゃ資源戦争にもなりかねん。
ようやくそれがみんなの実感にもなってきたかーと嬉しく思ってます。
だからね、俺、アニメとしての面白さはともかく
考え方的にはアンチジブリなんです。
さらに高く飛ぶための「節約」なら必要ですけど、援軍も先の展望もない「籠城」なんてありえないのは、常識ですよ。
>外へ目をむける勇気。
>いま人類に足りないのはそこかと。
俺ずっとそう言う漫画描きたいんだー。
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コメント
オバマさんのびっくり発言(笑)さっき始めてNHKニュースで見ました。
将来火星に住めるようになるんでしょうか・・・
夢は広がります。
けど、あたしそのときいったいいくつなんだろう。
投稿: あろえ | 2010年4月16日 (金) 20時01分
あろえさん>
火星に行くまでに、一度有人宇宙飛行をお休みして、エンジンなどの基礎技術からひときわ力強いモノに鍛え直すらしいです。いいことだと思います!
将来火星に住めるようになるといいですねえー。
その時まで生きていたい…(笑)
投稿: TAK@森田 | 2010年5月21日 (金) 08時53分