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【新連載告知】新説アルセーヌ・ルパン 「アバンチュリエ」 講談社イブニングで次号から連載開始!!!

新連載発表! 

タイトルは、 

「アバンチュリエ ~新説アルセーヌ・ルパン~」!  

そう、モーリス・ルブラン原作の、アルセーヌ・ルパンの漫画化です! 

第一話の「アルセーヌ・ルパンの逮捕」からやりますよ! 

昨日発売の講談社「イブニング」誌に、新連載予告が載っています! 
予告が載ってるイブニングの表紙ですー。もやしもんが目印!(笑) 
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/02134 
是非、書店やコンビニでチェックを~!!! 

「ルパン三世」じゃありませんよ!(笑)  
ベル・エポックを駆け抜けたフランスの伊達男、 
冒険家、怪盗紳士の、元祖「アルセーヌ・ルパン」です! 

僕は初連載の「Clock Clock ~時の冒険者」にもルパンを出してしまったくらい、 
昔からのアルセーヌ・ルパンファン。 
プロフィールにも、「ルパンと言えばアルセーヌ」と書いているくらい。
このブログのエントリでも何度となく触れてきたし、
「アルセーヌ・ルパン」と言うカテゴリまで作ってます。
いや、ここだけの話、Wikipediaの「アルセーヌ・ルパン」の項目は
実はほとんど僕が書いたんですよ!!!(笑)


というわけで今回、縁あって、満を持してルパンの漫画化を行います。 

「ルパン」と言えば名前だけは有名ですが、 
多くの方はまず「ルパン三世」の方を思い浮かべちゃうと思います。 
また、良くても子供の頃に読んだポプラ社版の「怪盗ルパン」シリーズまでかと。 
完訳のモーリス・ルブランの原作の大人向けルパンを読んだ方は 
案外少ないんじゃないかと思います。 

と言うわけで、コンセプトとしてはまずは 

「1,原作ルパンの面白さを広く紹介したい」 

という事。 

ルパンの面白さはミステリの面白さにとどまらず、 
冒険物、歴史物、伝奇ロマン、果ては潜水艦や戦争シーンまで出てくる 
SF物っぽい要素まであるのです。 
マリー・アントワネットから第一次世界大戦までからむ。 
とにかくスケールがでかい。 

ルパンは、ホームズなどと同じ「ミステリの元祖の一つ」であるのと同時に、 
或いはそれ以上に「最後のロマン・フュトン」であると言えます。 
その歴史伝奇ロマンっけから、ルブランを評して 
「アレクサンドル・デュマの末裔」とする向きもあるほど。 
「三銃士」や「モンテ・クリスト」の匂いもするんですよね。 

てなわけで、二つ目のコンセプト。 

「2,スケールのでかい歴史伝奇冒険ロマンとしてのルパン」 

…ルパンの漫画化はいくつかあれど、割と短編ミステリの単発漫画化が多く、 
ガッツリとした連載で長編シリーズとしてやったのは少ない(ない?)ように思いますので。 

最後に、三つ目のコンセプトとして、 

「3,大河物ルパン」 

これが今回一番特徴的かも。 
もともと原作のルパンは(特に前期作品は)時系列が案外しっかりしていて、 
第一話の「アルセーヌ・ルパンの逮捕」から発表順に読むのがいいんです。 
今回の僕の「アバンチュリエ」では、ここを引き立たせようと思います。 
もともと編集さんへの最初のプレゼンでも、 
「ルパンって大河物なんです!」から始まったんですよ(笑)。 

そうそう、ずっと言いたかったのですが…、 
ルパンの時代と「坂の上の雲」の時代はまさに同時代なのだ! 
(ルパンの最初の短編の発表が1905年、日露戦争が1905年!) 
秋山真之とルパンもどこかですれ違ったかも・・。 
少なくとも夏目漱石は1900年のパリ万博に来てるんだよな! 
漱石はよくホームズの日本のパスティーシュに出されるしw 
宮崎犬ホームズにも出てたような… 

ちなみにホームズの活躍年代とルパンの活躍年代は微妙にずれています。 
ホームズのほうがずっと年上。 
辻馬車のホームズと自動車のルパンですね。 

この辺の設定年代の違いの処理を、「アバンチュリエ」ではどうするか・・も 
乞うご期待、という事で(笑)。 

さて…。

これからしばらく犯罪者を不当に誇張し賛美するぜ! 

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コメント

こんにちは。
あけましておめどうございます。
今年も活躍を楽しみにしています。

投稿: 視力回復トレーニング | 2011年1月 7日 (金) 19時36分

本家ルパンの長編漫画、ずっと待ち望んでました!
これを期に、日本でもっと多くの人が、アルセーヌ・ルパンの魅力に気づいてくれると嬉しいです。
出来る限り長く続けてください!応援してます!コミックス買います!

投稿: ダンドレジー | 2011年2月10日 (木) 06時21分

こちらのblogにはもう記載していなのですかね??
とにかく、一巻買いました。ルパンといえば、そういえばシャーロックもどきが出ていたな…(失礼)の印象で読みはじめたのですが、とても楽しかったです。

「新説」という言葉がよくも悪くも気になっていたのですが、今までのルパンのイメージに対して原作の若々しさ等を表現しようとしている点においてある意味原作に忠実な作品ともいえるのではないかと(勝手に)思っています。

素晴らしい作品をありがとうございます。
今後期待しております。

投稿: 田中 | 2011年7月17日 (日) 11時57分

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