映画・テレビ

綾瀬はるかさんも祇園北@広島だったか…!

JIN面白いなー。

これと不毛地帯、久々にちゃんと曜日チェックして楽しみにしてます。
ここ数年はだいたいどの番組も、
「作画中にテレビつけっぱなしにしてて、たまたま見たものを見る」
くらいのテンションだったんで、こういう感覚ほんと久々です。
(アニメプラネテスあたり以来?)
出来がいいってだけじゃなく、こんくらいスケールがでかいのが好みなんだよなー、俺。

昨日見てて気がついたんだけど、高校時代同じクラスだった 戸田菜穂さん出てたんじゃん。当時そんなに話したわけじゃないんだけど、やっぱ出てると気になりますな。
(昨日の3話で死んじゃったけど…)

それだけでなく、ヒロインの橘咲役の綾瀬はるかさんまで、祇園北高校という、自分の中高時代の近所の高校だったことが判明。ちょっと親近感が…(笑)。

撮影現場で、広島市安佐南区トークで盛り上がってほしい。

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今期ドラマ「JIN -仁-」

今期ドラマ、9時台の「JIN -仁-」「不毛地帯」。どちらも面白い。
「不毛地帯」については、余裕があったら後日。
今日は、「JIN」について。

TBS日曜劇場 「JIN -仁-」
http://www.tbs.co.jp/jin2009/

「JIN」は、原作は、古くは「六三四の剣」、ちょっと前だと「龍-RON-」で有名な大作家、村上もとか先生の作品。「龍-RON-」は全巻持ってます。

「JIN」も、今までもスーパージャンプの表紙で何度か見かけてて気になっていたのだが、ちょっとタイミングが合わず、手を出していなかった。表紙絵から、よくある普通の「江戸時代の赤ひげ先生」的な人情話を想像しちゃって、当時はそこまで食指が動かなかったんですよね。

ところが、今回ドラマを見てビックリ。
かわぐちかいじ先生「ジパング」のような、「現代医学+幕末」の、タイムスリップ歴史物だったとは。

ドラマの1話が面白かったんで、勢いで、漫画の方も全巻大人買いしちゃいました。もともと好きな作家様ですので。

原作も、期待に違わず面白かった!!!です。
またまた続きが楽しみな作品に出会ってしまった。
(知っておられる方も多い作品だと思うので、この言い方は恥ずかしいんですけどね(^^;))

●●●

タイムスリップ歴史物、と言うのは、冒険物好きな要素を持つ中高生なら一度は妄想するような、ある意味陳腐と言われかねない設定。(実際、このドラマの紹介記事にも「一見荒唐無稽」と書かれててカチンときた(笑)。)

だけど、陳腐と言われるのは、逆にいうと王道で、かなりの人間が「そういうの読みたい」と思っている、魅力的な妄想ではあると思います。

だけど、生半可な作家が、「それによって何を描きたいのか」というビジョンもなく生半可な設定でやると、どうしても陳腐になってしまう。俺もやりたいけど、何かプラスアルファを思いつかない限り、難しいでしょう。(あ、もうすでに昔、「CLOCK CLOCK」と言う作品やってるんだけどね…(^^;)。)



それが。

かわぐちかいじ先生が「ジパング」を描き始められた時も思ったんですが、これほどの大人の大作家さまが、明確なテーマとビジョンを持ってその力量の粋をつぎ込んで正面から重厚に描かれると、なんと素晴らしく楽しめる作品になることか!

●●●

さて、「JIN」。

上記のように、好きな漫画家様の作品にもかかわらず、今回、僕はドラマから入ってしまいました。
そして、幸運なことに、そのドラマの出来が素晴らしく、面白かった!

1話の、幕末にタイムスリップした直後の、道具もない中での脳外科手術のシーンの迫力は、原作を超えていたかもしれません。
ごめん、俺日本のドラマ舐めてました。今回凄い良かったです。

それは、演出の良さ、主役の南方仁を演じる大沢たかおさんの熱演もさることながら、なんと言っても患者(斬られた武士・橘恭太郎)の母親(橘栄)を演じた女優さん、麻生祐未さんの迫力がすさまじかったからだと思う。

「ひぃーっ、ひぃーっ」って言って。

そりゃ、得体のしれない男がノミ使って息子の脳天に穴開けてたら、そりゃそうなるわな(^^;)。コーン、コーン、って響く音の中で、そりゃ正気じゃいられない(笑)。必死で妨害しようとするのも当たり前。でもこっち(視聴者)からしたら、仁のやってることが唯一患者を救う手段なのもわかっているし、その手術の妨害が致命的になるのもわかる。でも、俺ら(現代人である視聴者)だって、医学には素人なんだから、こんな場面生で見たら絶対「ひぃーっひぃーっ」ってなるよ(笑)。なんという緊張感!

冒頭の現代劇のシーンやタイムスリップのシーンでは、正直そこまで引き込まれてはいなかったんです。

が、この脳外科手術のシーンで一気に引き込まれました。

幕末にある道具での手術の描写が重厚で、撮り方も良くて、説得力も、迫力もあった。
原作からのシナリオのアレンジ・再構成も良かったです。
仁に原作にはないトラウマを設定し、あの場面で気持ちが盛り上がるようになっている。

上記の変更点は若干主人公のキャラが変わってしまうので、仮に原作を先に知ってて、もとの仁のキャラを愛していたら、首をかしげる気分もあったかも知れないです。
でも、全11回で終わる1クールのドラマとライブ的な連載漫画とは作り方が違うわけだし、やはりドラマのシナリオとしての盛り上がり方が凄く良かったので、このアレンジはわかる気がします。

あと、龍馬がより副主人公格になってて、原作よりも濃厚に幕末史のメインをなぞりそうな感じですね。
現在16巻で進行中の、竜馬暗殺阻止編まで一気にやっちゃうのかな?
(そしてそこがラスト?)

原作との相違点。
どちらが上とかじゃなくて、どちらにも好きなところがある感じです。

●仁がひげ面じゃない。
 …ドラマから入った俺は大沢さんの仁も好きだけど、原作とはちょいとイメージ違いますね(笑)。

●仁の現代編にいろいろアレンジが。
 …ドラマ版で現代にいる昏睡状態の婚約者。原作にはいないんですね。それに関連したトラウマ設定も、原作にはなし。

●その婚約者と花魁・野風が瓜二つ
 …当然、この設定も原作にはなし。原作の野風がいいキャラだったのと、ヒロイン・咲がかわいいんで、この設定によってドラマ版がどうなるのか、仁と咲との関係がどうなっちゃうのか、ちょっと怖い。ドラマ版は野風に持ってかれそうだな‥

●仁がちょいと弱い。
 …原作の仁は、歴史を変えることを恐れるよりももっと先に目の前の患者のために手が動いてしまう印象。悩んではいるけど、その悩みのために手を止めたシーンはないと思う。そこがカッコ良くて咲も惚れてくれたんだと思うから、ちょっと残念。ドラマ2話の、咲(綾瀬はるかさん)に叱咤されてやっと覚悟するシーンは、ドラマ界特有の「女性キャラを強くして活躍させる」シーンなのかなーと、ちょいとうんざり。相対的に仁のキャラが原作より情けなくなっちゃうし、あれで咲のキャラも、原作の濃やかな感じよりは少し無神経に見えちゃいますしね。

とは言え、主人公の「葛藤→決意」という流れは気持ちが盛り上がるので、ドラマ的にはこちらの方が燃えるのは確か。裏を返していえば、原作では「最初から揺らがない」ことによる物足りなさがあるのも確かですので。

ドラマ2話ラスト。上記のアレンジがあったからこそ盛り上がった。
僕の作り方の手法だと、ドラマ版に近そうです。
ああ、ドラマ版、盛り上げの演出センスは、シナリオ・絵作りともに好きだなあー。龍馬と緒方洪庵が隔離紐をくぐって入ってくるところの盛り上げ方なんか、大好き。(でもあれも、原作の咲が入ってくるところも健気で好きなんだけどなあー。)

●麻疹(はしか)と虎狼痢(コレラ)のエピソードを統合
連載漫画的な作りを、うまく1クールのドラマを踏まえたエピソードにアレンジしてると思います。
が、その流れで、麻疹になった咲を助けるシーンがなくなって残念…。あそこ萌えポイントなのに(笑)。

●龍馬と勝海舟の登場順番が逆
原作では勝と先に知り合って、龍馬とは勝に引き合わされるんですね。
しかし、ドラマ見て思ったんですが、やっぱり龍馬はどの作品見てもかっこいいし、頼りになるなあー(笑)。なんか、龍馬と出会ったら、「もう大丈夫だ!!」って気になっちゃうもん(笑)。
…と思ってたら、原作で、仁が「しまった、小説のイメージでついつい信用してしまった! 実際の龍馬がどんな人物かなんてわからないのに…」と言うセリフがあって笑いました。ドラマでも言って欲しいけど、もうかなり仲良くなっちゃったから今更かな。

●●●

原作では、この後、ますます幕末の医療史に食い込みます。

ペニシリンをどうやって作るかとか、どうやって大量生成するか、とか、どうやって安定して保存しておくか、とか。「輸血」をどうするか、とか。

こんなの、全部、「オーパーツ」。「この時代にあってはならないもの」。

麻疹、コレラ、梅毒、など、当時の脅威の病にうまく絡めてて、あえて幕末を舞台にタイムスリップさせた必然性がある。

本道(漢方)医学と蘭方(西洋)医学の確執とかにも絡んでくる。
当時、漢方は新興の西洋医学に押されていたわけだけど、主人公・仁の現代医学は、当然、当時の西洋医学よりもずっと上なわけだし。

ドラマ2話で綾瀬さん演じる咲が言った「目の前の苦しんでいる人を助けられないほどの事情とは、なんなのですか(目の前の人を救う以上の大切なことがありますか)」と言うことをそのまま突き詰めていくと、「もっと多くの人を救うには、もっと多くの人を救うには」となり、必然的に当時ではあり得ないほど医療史を進めていってしまうわけで。
原作でも、この先、日本の医学界のみならず、世界にもその影響は波及していく。その、「歴史を変えちゃってやばいんじゃないの」と言うざわざわ感は、ある意味「ジパング」以上。

また、当然のことながら、医者の中には、仁の未来医療技術のハイレベルさを肌でわかりながらも、自分たちの積み上げてきたものの価値を無にされかねないと恐れ、受け入れられない者もたくさんでてくる。

一方で、緒方洪庵や西洋医師ヘボンたちは、同じように仁を恐れつつも、正しさを認め、後押ししようと考えるんですね。幕府医学館の大物も、仁を潰しに来るかと思いきや、意外に理解があり、融合を図ろうとする。一見保守的権力者側の巨魁に見えても、ここまで来る人間は違うのかもなあ、と思った。大物だ。

「新しいものに対する怖れと拒否反応」も、「JIN」のテーマとも言えるかもしれません。

人間って保守的なものですからね。
新しいものをまず恐れ、目を塞いでしまう気持ちは分からなくもないです。
テレビ、漫画、ゲーム、ネット、ケータイ…各時代で、それぞれ、やり玉にあげられてきました。
「この頃の若い者は」と言う言葉は、古代エジプトの碑文からも確認されると言います。(…これは笑い話だったかな?(笑))

でも、それはもったいないと思う。
古い知識は尊重され、受け継がれ、敬意を抱かれるべきものですが、若い新しい発想(=未来の技術)も、同じだけ貴重な、学ぶべきものであるはず。

スケールの大きい仕事をする人は、「新しいもの」に目を塞がない柔軟性もまた、凄いのですよね。

また、仁の側も、古いものは無価値と断じるのではなく、たとえば当時西洋医学の波に押されて、現代医学ではすたれてしまった漢方(本草学)の方にこそ驚きを感じ、学ぼうとする。

原作の最新刊の段階では、その二つの道の統合こそ現代以上の医学の発展の予感がして、楽しみになってきています。

…発展が果たして幸せか、自然に帰ろう、と言う後ろ向きな議論も、最近では目につきますがねえ(苦笑)。そこでJINを見て、「目の前の理不尽な死から、目をそむけられますか?」と問いたい(笑)。その積み重ねこそが発展なんでしょ、と。そして現代の医療レベルを保つのにも、膨大なエネルギー消費が必要なんですよ、と。自然に帰ろう、と気楽に耳触りのいいこと言うけど、コレラで子供がバタバタ死ぬような江戸時代の文明レベルに戻れますか、と。ならばもっと未来を見て、新エネルギーなり宇宙進出なりのさらなる発展に希望を賭けなきゃあかんでしょう、と。…と、これは余談。)

●●●

自分はSF好き宇宙好きであるのと同時に歴史ファンでもあり、中でも幕末オタであります。司馬遼太郎はほぼ全部読んでるはず。漫画でも幕末ものは小山ゆう先生「おーい!竜馬」をはじめ、そこそこ網羅してると思います。(今「ジキルとハイドと裁判員」と同じスペリオールで連載されている小山ゆう先生の「AZUMI」も、「おーい!竜馬」と同じ世界を舞台にした幕末篇であります。あの勝海舟も、すでに登場していますよね(笑)。)

また、現代劇の中では、「ブラックジャック」「振り返れば奴がいる」「医龍」など、生死にかかわるテーマの医療ものは、かなり好きな舞台です。

そんな僕にとって、この「JIN」は、かなりのヒット作品。今まで読んでなかったのが悔やまれますね(笑)。まだまだ面白いのを取りこぼしてるんだなあ。

「幕末×医療」モノでは、はずしちゃいけない名作があります。

手塚治虫先生の、「陽だまりの樹」です。

この作品も、主人公であり手塚治虫先生の曾祖父である手塚良庵とともに、緒方洪庵福沢諭吉村田蔵六(大村益次郎)など適塾の面々が登場し、幕末の動乱の中で牛痘の種痘所開設などに奮闘する姿が描かれています。「JIN」と同じく、色街も出てきます(笑)。

「JIN」で、幕末医療に興味をもたれた方がいらっしゃったら、こちらもぜひどうぞ。

ああー、「JIN」で手塚良庵出てこないかなあ(笑)。

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至福のお台場ガンダムとターミネーター4

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去る7月31日、例の「お台場実物大ガンダム」を拝みに行ってきました。8月からオリンピックのエンブレムなんぞと言う余計なものが貼られると言うので、その前に行かねばと、あわてて(笑)。

いやー至福の一日でした。

ゆりかもめのお台場の駅につくと、さっそく目につくいたる所に
「←ガンダム」
と言う看板、張り紙、ポスターが。
その道順と人の流れに乗って、ひたすら進む。進む。

アシさんたちに「森田さん、早いーwww」と言われながら(笑)。

…そうだったか?www
どんだけワクワクしてんだよ、俺www
ってか、遅いよ君たち!

さて、順路どおりずんずん進むと、木陰から、見えてきました実物大ガンダム。まずは後姿から。

あはははは!

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と、とりあえず笑うしかねえ!
なんだこりゃ!
バカだ! 日本人大バカだ!!
(もちろん最上級にいい意味でw)

昔ロボコップを初めて見た時、「宇宙刑事ギャバン」を大人の鑑賞に耐えうる映画として正面から大真面目に作ったアメリカ人の、ハリウッドの大バカさ加減(もちろん最上級の褒め言葉)に感動して、それが俺の、作り手としての夢、目指すべき方向性として根っこの一つになってるんだけど…。

…いやー、日本人もとうとうその領域に達しましたか!!! 

…ううん。

な、なんだかちょっと追い抜いちゃったみたい。
(「寄生獣」ラストの村野風に)

しかし、目の前にしてるのに、しばらく現実感無かったね。
しばらくコラ見てる気分だった。
そのうちだんだん慣れてきたんだが…

列に並んで、だんだん近づいていくとまた、その巨大感が実感できて感動の潮が満ち溢れてくる。あたり前だけど、角度によって見え方が全然変わっていくんですよ。いやすげー。

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胸のダクトからプシューッと煙吐いたり、上を見上げたりしてるのを見てまた感動。とりあえず、お約束の言葉を言っておく。

「こいつ、動くぞ!」

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バックに流れるガンダムのBGMで、また気分が盛り上がる。

ずっとガンダムの曲流しておけばいいのに。
東京の緑がどうとか、そう言うのはいいから。
(どうひっくり返ったって兵器なんだから、平和とか緑とかオリンピックとか無理やりくっつけなくてもなー。そう言うのならまだ、∀ガンダムの方がふさわしいんだけどな。…ま、大人の事情くらいわかる歳にはなってしまったのだが。)

とりあえず思ったこと、アシさんと話したこと。

●18mは大きい、と言ってもF14を立てたら19mあるのだから、兵器に詳しいアシさんの言うように、思ったほどは大きくないかも。宇宙兵器としてはこんなもんのような気もする。バルキリーもこのくらいになるよね。

●でもやっぱ陸戦兵器としては大きいよね。戦車とかと比べると。狙い撃ち!

●だから、戦車とかとは比べ物にならないほど素早いんだよ!「機動戦士」なんだよ!w

●これが脚に入ると思うと、ホワイトベース、でか!!!
ZZのエンドラ級(フェアトンのインドラとか)なんか、超でか!!!

●イデオンとかマクロスとかどうなっちまうんだ。

●エヴァンゲリオンってどのくらいだっけ? もっと大きいっけ?

●撤去しないで。ずっと置いておいて。

●やだぁ、帰りたくない。ここでネーム描くぅ!

●撤去するんだったら、5年後、10年後のバージョンアップに期待。たぶんそのうち動く。コックピットにも乗れるw

●そして後々は自衛隊に配備する方向で。海外のアニオタ兵士たちには、この白い悪魔は撃てないはずだw

●来てた人、予想以上に一般人が多い。濃いオタクだけが来てる感じではない。家族連れや、女の人(もちろんお付き合いで来てるのが大半でしょうが)も多かった。
いいぞ!
これだよこれ。面白いものにはやっぱり力があるのだ。
ここまで持って来れたガンダムと言うコンテンツに乾杯。

●子供がお父さんにいろいろ聞いていた。
いいぞ。
微笑ましいw

たっぷり堪能した後、興奮冷めやらず…の中、いったん引き揚げて、映画館へ。効率よく遊ぶのだ。

映画は、かねてから行こうと言っていた「ターミネーター4」

…面白かった!!!!

意外と賛否両論あるみたいだけど、これ、かなり俺好みだった。
1,2,3の、「ターミネーターが襲ってくる」と言うプロットから完全に解き放たれた、「未来を舞台にした渋い戦争映画」と言うべきものだった。それでいて、まぎれもなく「ターミネーター」世界。

とにかく渋い作りなせいで導入部が若干ロースタートだったかもしれず、ここが批判を浴びそうだとは思ったが、自分としてはそれがまた緊張感にもなっていい方に作用しましたね。

なにより今回はジョン・コナーがカッコ良かった!「3」のヘタレジョン・コナーに死ぬほどガッカリした身としては、溜飲が下がることこの上なかった。
新キャラのマーカス・ライトもカッコ良く、ネタ的にも良かったっすね。恥ずかしながらこの展開、見てて予想もできなくて、製作者の意図どおりにびっくりした。
未だ少年のカイル・リースもカッコ良かったよ。

つまり、かなりの「漢の群像ドラマ」だったのです。
超俺好み!!!

シュワちゃん型ターミネーターも、CGながらちゃんと登場! こういうところ、ちゃんと押さえてる押さえてる(笑)。
こういうタイムスリップ物の醍醐味、円環が閉じていく快感が、ちゃんとありました。
(細かいところを言えば突っ込みどころはいくらでもあるんでしょうけどね。まあその辺は、僕としてはシャーロキアン的愛解釈で乗り切っていいレベルかなと思いました。)

とにかくいい意味で渋い映画でしたねー。でも決してパンチが弱いわけでもなく、物足りないわけでもない。地味じゃない。「渋派手」と言う感じでしたね。満腹感いっぱいで映画館を出ました。

同じ印象の傑作映画に「ダークナイト」があるんですが、主演は同じクリスチャン・ベイルですね。彼の印象そのものが「渋派手」だな。
バットマンジョン・コナーと言う、SFヒーロー界のビッグキャラクターをふたりも演じちゃうと言うのは、まあ凄い巡り合わせだなーと思いました。良くも悪くも強烈な印象がなく、そのくせしっかりとした存在感がある俳優さんだから、成り立つのかもしれない。

この監督・この俳優・この雰囲気でぜひ続編を見たいなあ。
人類とスカイネットの戦いの行く末まで見たいなあ。
僕の中のターミネーター・サーガの占める位置がかなり高くなりそうです。

「T4」を見た後、みんなで飲み屋で語り合って、またお台場にとんぼ返り。今度は「夜景のガンダム」を見るため(笑)。

ライトアップされたガンダム。これも素晴らしかった。

…ため息。

そんなこんなで久しぶりに遊び倒した、至福の一日でした。

ふぅ。
いいなあ。
SFはやっぱり燃えるなあ。

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ハリポタ

勝手に「腐女子向けなのかな」というイメージがあって今まで見ず嫌いしてたところがあったのだが、仕事中テレビでやってたの見てみたら、これってめっちゃ俺好みやん。

ハリーが、俺が今までビジュアルからの勝手なイメージで思ったのよりずっと「反骨精神のある戦う少年」で、シンクロ率バッチリ。アムロ的な意味で燃える燃える。ああいう線の細いビジュアルの奴が中身は男っぽいのって、ドストライクですわ。感情移入。
そして、言われてるだけあってハーマイオニーかわいいですねw おしゃーまさーん。アズカバンあたりになってくると普通に奇麗だ。

そのほかのキャラたちも、ビジュアル的にも性格的にもキャラが立っていて素晴らしい。先生たちもいいし、敵キャラ・ライバルキャラもいるし。

アズカバンでグリフォンに乗るところは、バイク乗り・動物好きで、その上ハンググライダーやってたくらい空飛ぶことにこだわりある俺にとっては、もうたまらんですよ。

魔法描写(何が可能で何が可能ではないか、などの空気感、リアリティー)もいちいちすばらしい。

新たな世界に飛び込んで、修行して、力を得て、カワイイ女の子が側にいて、親友がいて、ライバルがいて、目指すべき背中を見せる先生がいて、悪と戦う。

この映画、少年心の夢の体現です。

宮崎駿もアニメ界も、そろそろ戦う男主人公の、こういう真正面からの骨っぽい少年冒険ヒーロー物たくさん作ってくれよ。妙に脇の、お芸術っぽいのとか美少女主人公のとかばっかり作ってないでさ。

エヴァもいいんだけど、やっぱ所詮シンジだし、まわりは美少女戦士ばかりだしなー…。
どうしてこうなった?

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スタートレックもっかい見に行った

アシさん連れてもっかい見に行きました。
ううう燃えるゥ。

最近気づいたのだが、俺、もしかすると「ロボ」超えるくらい「宇宙戦艦」が好きなのかもな。テンション上がる上がる。

この夏の映画は俺の好み的にかなり豊作で、この「スタートレック」の他にも「トランスフォーマー リベンジ」「ターミネーター4」「エヴァンゲリオン 破」など楽しみなのが目白押しなのではあるが、並み居るロボットモノSFのビッグタイトルを抑えて、もっともテンション上がるのがこの映画だったもん。

「宇宙戦艦ヤマト」
「銀河英雄伝説」
「スタートレック」


こう並べると自分の好みの何かがわかるw
(コスモタイガーやスパルタニアンの代わりにモビルスーツが積んであったらカンペキ)
「艦長」とか「提督」とかって響きもいいんですな。

あ、本来の?というかテレビシリーズのスタートレックはかなり奥深い、バリエーション豊かな哲学SFドラマになってるのですが、この映画「スタートレック」は、シンプルな宇宙戦艦モノになってると言っていいと思います。印象が「めっちゃ出来のいいヤマト映画」でしたから。(発進シーンはまんまヤマト1のオマージュだよなあ…(笑)あと、敵の資源採掘船が自動惑星ゴルバを髣髴とさせられた)

この映画、今までのスタートレックの予備知識なくても問題なく見れると思います。オープニングからとにかく気持ちが掴まれて、タイトルバック時に、もうテンション上がりまくり。ドラマの軸がカークとスポックの2人の男の対比に集約されていて、しかもそれぞれのキャラが非常に立っているので、印象がバラバラせずに、実にまとまりを持って見れます。それでいて、旧シリーズや他のクルーたちへの愛も切り捨てずにちゃんと描かれている。「伝説のクルー」たちがエンタープライズの艦橋に続々と集まってくるさまは、旧シリーズをそれほど熟知してなくてもワクワクすること請け合い。

スタートレックほぼ初見のアシさんにもわかりやすかったようで、「一本の映画としても問題なく見れるし、また、そのバックにちゃんと歴史が透けて見えた」と言ってくれました。そう、やっぱり凄いのは、この映画は、タイムスリップによる歴史改変を利用したことによって、今までの時間軸にのっとった「スタートレックシリーズの最新作」でありつつ、新たなファンがここからでも入れる「新スタート」でもあると言う離れ業を実現しちゃったって事ですねー。
(余談ですが、スタートレックのテレビシーズの最近作「エンタープライズ」はいわゆる「エピソード・ワン」的なもので、カーク船長たちの時代より以前の時代を描いたものらしいのですが(僕は未見)、今回の映画が時間軸上も「直接のその続き」に当たる事を考えても、ここでカークたちを描きなおす事は意外と順当な道だったかもしれません。)

今回の映画で、ネロのタイムスリップで歴史が改変されたことによって、カークやスポックや銀河連邦の「歴史」も新たな時間軸上で語り直すことができるでしょう。映画の2,3でも、テレビシリーズでもいいのですが、この時間軸にのっとった新たなシリーズが制作されるのかどうか。続きが見たいです。楽しみです。
今回は新たなファン層を取り込むための「リ・スタート」と言う事で話自体はシンプルだったと思いますが、続編はスタートレックの真価たるディープで複雑でぶっ飛んだ部分も取り入れて行ってほしいですね。アシさん的には「さすが『MIⅢ』のJJエイブラムス!」だったらしいですが、僕としては「『LOST』『クローバーフィールド』のJJエイブラムス!」でもありますので。ぶっ飛んだ、複雑な、ディープな方向でも期待。

ラストシーンに、シリーズ定番のナレーション、

「宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア。これは、人類未踏の地に乗り出したUSSエンタープライズの脅威に満ちた物語である」

が流れるのも感涙です。
やっぱこれですね。スタートレックの精神は。

そして、再三言っていることですが、世界には今こそこの精神が必要だと思っています。

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スタートレック試写会・漫画家さん飲み会

遅くなりました。コメントのレス書きましたー。

二ヶ月前のからあるんで(笑)、チェックして下さっていたら読んでみて下さい(笑)。

●近況報告1

竹書房の編集さんに誘われて、映画「スタートレック」の試写会行った。

うおーっ! これだよこれ!!! 

フロンティアスピリット!!! 

この「やったるで」感!!!

宇宙…それは人類に残された最後のフロンティア
そこには人類の想像を絶する 新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない
これは人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った宇宙船USSエンタープライズ号の脅威に満ちた物語である。

いやーやっぱ燃えるなあ。

一見さんに非常に優しい作りですよ。

「スタートレック」と言うより、今回これ「宇宙戦艦ヤマト」かも! 燃える。

なので、SF映画や宇宙もの映画が好きで、スタートレックに興味はあるけど敷居が高くてまだ見てない、と言う人、そういう人にこそ見ていただきたい。

今までのスタートレック映画と違って、予備知識なんもなくても見れます。普通のSFハリウッド映画として見れます。まあ、「カーク船長」「ミスター・スポック」「ドクター・マッコイ」「バルカン人」「USSエンタープライズ」くらいは知ってると、より燃えるかな。

大丈夫! 僕もそれなりに見てるのはピカード「新スタートレック」ジェインウェイ「ボイジャー」くらいで、一番最初のスタートレック(カークのヤツ)は6、7話見たくらいでしかないですが、十分楽しめましたから!

今回のはいわゆる「エピソード・ワン」みたいなものです。(厳密には違うけど。)

ツッコミどころや疑問がないではないし、スタートレックの魅力である哲学的SFな部分は少なめっちゃあ少なめだけど、一見さんにも優しいジェットコースタームービーにしたJ・J・エイブラムスの戦略、健全なエンターテイメント感覚は、僕は肯定しますねー。設定遊びになりすぎてマニア向けだけの袋小路に陥るのは、二時間前後の映画としては不向きだと思いますから。大丈夫、これを入口にすれば、そこには広大なスタートレックの世界が広がっていますから!!!

●近況報告2。

最近、モーニングで「ラッキーマイン」を描かれていた鈴木マサカズ先生パチンコランド「がんばれミタカーズ」を描かれている橋本省吾先生たちと仲良くさせていただいてます。その繋がりで、年の近いいろんな凄い作家さんたちと飲む機会が!!! 鈴木さん、ハッシーさん、顔、広!!!!

ホントは自慢しまくりたいんですけど、ここで全部名前を列挙していいものかどうかわからんので微妙に濁しますが(笑)、とにかく凄い人たちがたくさんたくさん。自分も読者だった先生方とお会いできてテンション上がる上がる。小倉さーん、「プラネテス」幸村誠先生ともお会いしましたよー!(笑) 宇宙もので名作描かれて悔しい悔しい、とクダを巻いてきました(笑)。なんて迷惑なヤツだ、俺w

先日は一色登希彦先生とお会いできました。「ペリエ物語」「ハルウララ物語」描いた時、「ダービージョッキー」片手に描きました。お世話になりました(笑)。一色先生が「Clock Clock」を持ってくださっていて、ビックリ。何故???

漫画家ってほっとくと引きこもりのような生活になってしまいますので(笑)、編集さんや他の漫画家さんのお誘いがあったときには出来るだけ出て行こうと思っております。皆様、今後ともヨロシクお願いしますです。

●近況報告・3。

いや、近況報告じゃないっしょ!

コミックスの宣伝しなきゃ!!!

これは、エントリーを改めて!(笑)

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あけましておめでとうございます&小学館謝恩会報告

みなさま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いします。

さて。本日「ジキルとハイドと裁判員」第3話掲載スペリオール新年3号、発売です。

今回もカラー! 3号連続カラー付きです。どうぞ宜しく!

Cover03

…出るの早いよう。描きためが無くなって行く…(;´Д`)

それでも、やっと今なんとかペースが見えてきた気配。おそらく。たぶん。

ジキル君第3話。別のトントンが新証言です。そしてジキル君は…

…うーん、自分の漫画の紹介って書きづらいな(笑)。とにかく是非、中身を読んでみて下さい!!!

…表紙でもあるAZUMI、これは本格的に「おーい竜馬」とリンクですかな。ワクワク。

★★★

やっぱり隔週連載はきつくて、ちょっとブログの更新が滞ってきてます。週刊連載に比べたら、ましてや2本3本連載抱えてる方に比べれば楽なもんなはずなんだけどなあ。面目ない。…それでもようやくスタッフ体制も整う気配も見えてきたし、少し楽になると思います。もうちょっと待ってね。

年末年始近況報告。

●小学館年末謝恩会。

ウン年ぶりに小学館の謝恩会に行く。懐かしい。しかしアイドルとか来てなくて出版不況を実感(笑)。昔は眞鍋かをりさんとか来てくれたんだけどなあ。

スペリオールやビッグ3誌のところで、脚本の北原雅紀先生やアシスタントさんたちと歓談。弁護士の今井秀智先生も来て下さった。

サンデーの方を覗くと、編集さん、漫画家さん、アシスタントさんたちに知ったお顔が幾人もいらっしゃって、懐かしいと同時に切なさと気まずさが(笑)。あそこには結局は入れなかったか。チックショウー!(セル@若本声でw)

「史上最強の弟子」松江名俊先生とお久しぶりにお話できました。「クロザクロ」夏目義徳先生「あいこら」井上和郎先生にはお会いできなかった。いらっしゃったらしいのに。ガーン。そしてサンデー今週号から新連載「はじめてのあく」が始まった藤木俊先生ともお会いできず。ガーン。携帯かけてみればよかった。…いいです、メールでやり取りです。あと友人のアシスタントさんに、「クロサギ」黒丸先生に紹介してもらったのが嬉しかった。

藤田和日郎先生ともお会いできなかった。覚えていてくださってるかな…。皆川亮二先生とはお話できた!覚えていてくださって嬉しい。

そんで何より懐かしかったのは、10ウン年前漫画業界に初めて入った時のアシ同僚、森尾正博先生(ヤンサンで「ビーチスターズ」連載)と久々にガッツリお話できたこと。いやー、一緒に「ボルケーノ」や「THE END OF EVANGELION」見に行ったり、コンサート行ったり、ファミレスで夜通し夢語り合ったりしましたなー。お互いなんとか漫画家になれたようで、よかっぱよかっぱ。

…てか、ジキルくんが始まってなかったら俺恥ずかしくて会えなかったよ。あちらはさすが週刊連載を経験した作家さま。月刊では飽き足らないらしく、ビーチスターズの続きの連載と同時にヤングアニマルでも連載を始めたりして、超人と化してました。うわあ。…俺も頑張らんとあかんな。

一緒に写真を撮りました。10ウン年前の、アシスタント時代の写真も出てきたので、面白いので一緒に掲載。(森尾先生に掲載許可は得ました。)

10ウン年前↓

Morimori01

現在↓

Morimori02

←左が俺で、右→が森尾先生です。…良く見るとお互い老けたなあ~と言う気もするが、こうやって見るとあまり変わってない気もw ガキですな。

森尾さんに、星里もちる先生をご紹介頂いたのが感慨深かったです。今「かんなぎ」と言う漫画でネット界が騒然としてるらしいが、うちらの頃にネットがあったら「りびんぐゲーム」の氷山一角ちゃんで祭りが起こったかもな、とかそんなこと思いつつ(笑)。自分は「夢かもしんない」が好きでした。

二次会は、一応スペリオール掲載なので、ビッグ3誌の会場の方にGO。…しかしむかしペリエ物語掲載してもらった年にお邪魔した 時も思ったのだが、あそこはオトナの雰囲気です。俺場違いだなーと。くそっ、はしゃげないっ! …角川のガンダム席は、年齢はどっこいどっこいなんだけど空気が若かったんだけどな(笑)。

すぐ後ろのVIP席に、藤子不二雄A先生浦沢直樹先生武論尊先生がいらっしゃって、((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル。背中に圧倒的圧力を感じ…ご挨拶になんか行けなかったっす。歴史だ。歴史がすぐそこにいらっしゃる。

二次会のビンゴ大会では、梅干しが当たりました。あれぇ? テレビが当たる流れだと思ったんだけどな? いや好きだからいいんですけど。ご飯を炊かなきゃいけないじゃない。

●年末年始進行。

正月はありませんでした。ぎゃふん。関係者各位…ほんとにすまんす。

●初詣。

仕事場の近くにちょっとした神社があるので、昼飯の帰りにみんなで参拝。連載成功を祈願してお賽銭を投げ(信じちゃいないけど、礼儀ですやね)、おみくじを引く。

大吉!!!

これはなんか来てるぜ。

一緒に引いたスタッフもみんな吉以上で、なんかいい感じ。こういう占いや縁起は全く担がない俺でも、これはさすがに気持ちいい。いいものだけ信じる。これが実に健全。

●映画「WALL E (ウォーリー)」を見に行く。

仕事明けにいたスタッフみんなでウォーリーを見に行く。こっ、これは大好きだ!! 名作。中盤からなんでもないシーンでも涙腺緩みっぱなしだったよ。俺ピクサー大好き!

大きな背景プロットはモーニングでBoichi先生が描かれたSF読切「HOTEL」にそっくりだな、と思いつつ。でもどちらの作品も凄く好き。こういうのいいですね。SFはやっぱり描きたいな。

EVE(イヴ)はここ数年で一番の萌え美少女キャラ(笑)。外見はほとんどただの○なのに、不要に媚びたアニメ美少女キャラよりもよっぽど来る(笑)。しかし、ツンデレ萌え美少女ロボって考えてみればコテコテやないか(笑)。

寂しかった時のウォーリーの境遇、気持ちが丁寧に描かれているから、見てるこっちもウォーリーにシンクロしてイヴに恋しちゃうんだろうな。

王道の文明批判も、押し付けがましくないからスンナリ入る。なのにやっぱり強烈。やはりオープニングのゴミの山に埋もれた地球は空恐ろしい。軌道上のデブリもこれまでにないほど強烈。主張を言葉で説明するんじゃなくて映像で見せるからいいんだろうな。それになにより、ウォーリーやイヴたちロボットの愛らしさが、単純な「文明=悪」な構造になってないことを示していて安心感があった。

エンディングのイラストストーリーは泣ける。面白かった時のジブリを思い出した。

★★★

これが昨日までです。今日はまたスタッフ集合して原稿!

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映画「ハンコック」を見た

ちょっと前の事になっちゃうが、漫画家友達4人で映画「ハンコック」を見に行った。

嫌いじゃないけど、賛否両論ある通り、微妙な映画だったのは確かだと思う。

劇場出る時の俺らの第一声がそれぞれ

「前半と後半じゃ別の映画みたいだった」

「見る前に思っていたストーリーが前半で終わってしまった」

「なるほど、酷評していた人が言うのがどのあたりかわかった」

「ハリウッドの脚本も意外と無茶する」

「中盤以降もしかして例のハリウッド脚本家スト中の作品?」

これを、「予定調和にしない、予想も付かない展開!!!」と興奮できるか、「置いてかれたー」と思うかは人それぞれ、微妙なところ。自分としては、展開自体は嫌いじゃないしぶっ飛ぶのは好感が持てなくもないが、そのつなぎ目が、ちょっと「ただ言葉で言うだけの説明台詞」に感じたのは否めなかったかな…。映像で示されていないかと言うと、ちゃんとやってはいるんだけど。

あのネタなら、前半の複線が若干弱い、足りない気もする。ネタバレのシーンではパズルのピースが埋まってゆく気持ちよさより、言葉だけでつじつまを合わされた感が否めなかったんだよなあ。

もりあがる感情の焦点が予告編から予想されるテーマとかけ離れていて、見ているこっちが戸惑っちゃったのも大きいと思う。予告編見ないで見たらどう感じたかな。

前半は文句なく面白かった。アクション気持ちよかったしギャグも利いてたし。予想していたより情緒的な演出だなーとは思っていたが、これはむしろオッケー。アップになると感じるウィル・スミスの哀しそうな眼がとても良かった。でもこれ、「理解されないヒーローの悲哀」じゃなくて「同じ者のいない孤独な存在の悲哀」だったのね。最初からそう思って見たら最後の盛り上がりまで一貫しているし、普通にスルスル感情を乗せて見れたのかもしれない。

以下、若干ネタバレ。反転↓

前半「スパイダーマン2」、中盤「コンスタンティン」、オチ「バタフライエフェクト」?(笑)

さてもう一つ見に行った映画。噂の「ダークナイト」!!!!! こいつは文句なしだぜ!!!! 見なきゃ映画人生損するぞ!!!! ヒーローものとか苦手な人でも多分大丈夫!! 引かないで、「羊たちの沈黙」とか「SAW(ソウ)」とか見に行くつもりで見に行ってくれ!!!! ジョーカー怖えええ!!!

レビューは書けたらまた近いうちに。

見れなかったたまってた映画、アニメ、特撮、漫画、小説、本、取材、資料、頑張ってこなしてます。これも仕事。ウヒヒ。

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スピード・レーサー

仕事がひと段落…とまでは行かないまでも、ある程度の量入稿して0.7段落くらいはしたので、半日休日にして映画「スピード・レーサー」を見てきた。周りの評判を聞いて急に行きたい気持ちが高まってきたものの、すでに公開終了ギリギリ、スケジュール無理してでも行かねば大画面では見られない。しかも横浜ではもうやってなくて新宿ミラノにまで遠征。歌舞伎町の中まで入っていったの何年ぶりだ。

さて「スピード・レーサー」

「マトリックス」ウォシャウスキー兄弟の新作。しかも原作は日本の昔のタツノコアニメ「マッハ Go Go Go」

うん! 面白かった! 俺は大好きですw 開始3分からもうグイグイ捕まれましたよ(笑)。冒頭、現実のレースと回想シーンの交錯。主人公のキャラ立て、思いがすぐに伝わって。映像的にも、落書きの中で「マッハGoGoGo」の曲に乗りながら走る妄想シーンでコケて爆笑。やるなー! 凄い。作り手愉しみまくってるなー。悪乗り大好き。

こういう言い方、比べ方はあまり良くないと思うけど、あえて、どうしても言いたくなってしまう。

「俺はポニョよりずっと好きだ!」 (好き嫌いで言うとね)

少なくとも、ずっと「まっすぐに」好きだと言える。子供用と言うなら、このくらいワクワク燃えさせてくれ(笑)。話もわっかりやすくて気持ちいいぞ。…ええ、まあ、ヒットしてるのはポニョなんですが。

しかしハリウッドの脚本は隙がねーなー。「単純=簡単」と言うなかれ。それなりのボリュームの話を、ちゃんと登場人物の感情に乗せて、たるくもならず、受け手が置いてかれず、バトルに向かってテンションが高まるように丁寧に気持ちを描ききってると思う。気になったところはヒロインのトリクシーが何の複線もなしに突然それなりのレーサーだと言う事が表されたところ(子供時代にいっしょにドライビングしてるシーンでも入れてれば良かったのに)と、いきなり家族みんなカンフーの達人なところくらいだが、これはまあジャッキー映画を見てると思えば珍しくもない(笑)。なんたって元がタツノコアニメですから(笑)。

謎の覆面レーサー(笑)がまたいいですね。なんてーか超王道なんですが、いやいややっぱりこれこそが少年漫画の王道なんですよ。王道と言うのは多くの人間の心の琴線に触れるから王道になるわけで、これはもう「正しい少年漫画」だと声を大にして全肯定したいッッッ!!! だってやっぱり最後じんわり来ちゃったし。

映像は、これを「凄い!!!」と楽しむか、「チープ」と感じるかは人それぞれなのかもしれない。(俺は勿論前者。) ほとんどCGで、ケバイ色彩のある意味ファンタジー世界。そう言う意味では「下妻物語」中島哲也監督の方向性と似てるのかも。(「パコ」の予告編とか見ると特に。)

世界観で言うと、ノスタルジックな未来、「古きよきSF」。「未来は明るい」「障害があれば乗り越える」とまっすぐ信じて戦えた時代のSF感がここにはある。物凄い共感を感じますね。

レースシーン、コースは、ゲームの「F-ZERO」とかを思い出しました。コレが良い! こういうコースを走りたいと言うのは子供のころからの夢のようなもんで、現実に見れちゃうとは、それだけで感涙物であります。あと、コレも現実では危険すぎてありえないけど、お互いを妨害しあう、無法入ったレースモノって非常に面白いですね。ゲームの「マリオカート」「よろしくメカドック」のキャノンボール・トライアル、最近で言うとJOJO第7部「スティール・ボール・ラン」なんかのシュチュエーションは大好物であります。ジャンルとしては俺スポーツモノはあまり好きではないんだけど、昔からレースモノだけはかなり好きだなあ。

しかし最近思うのは、このウォシャウスキー兄弟といい「キル・ビル」クエンティン・タランティーノ監督といい、日本のオタクよりも海外のオタクの方が自分にとって気持ちのいいものを作ってくれるなーと言う事。アニメは美少女モノ多過ぎだし、そうじゃなければなーんかどこか自虐的だし、邦画は…と言うか、日本はどうしても偉い人に認められようとすると、私小説的になってしまうのですよね。いや、そういう要素も「スパイダーマン2」くらいまで前向きなエネルギーに昇華できればむしろ大好物なんですけども。…同じタツノコアニメ原作でもこちらは「キャシャーン」だし。「わけわからん脚本=高尚」ってわけでもないとおもうんだ、うん…。

さて、あとは「ダークナイト」が非常に楽しみです。評判凄くいいんで超期待してます。「スカイクロラ」も一応見てこようと思います、あの手の飛行機大好きだし。

この二作はすぐにでも見に行きたかったんだけど、公開終了までまだ余裕あると思うので、今やってる仕事片付くまでおあずけ。あと近日公開で見そうなのは「ハンコック」。予告見る限りドラゴンボールの映画よりドラゴンボールっぽそうに感じる(笑)。「20世紀少年」も見ておきたいし、なんか結構見たい映画詰まってますねー。

最後に。

「スピード・レーサー」って題名は「マッハGoGoGo」の向こうでのタイトルらしいけど、なんで今回映画になって日本に帰ってきた時、元のタイトルに戻さなかったんだろう? 内容は元のアニメをバリバリリスペクトしてるのに。(あのテーマ曲だってかなり使われてるし、エンディングでは日本語のオリジナルフレーズすら少し流れます。) 

おかげでしばらくそうとは知らなくて、ちょっと乗り遅れちゃったよ。こういう人いるかもよ?

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私このパイ嫌いなのよね

「ポニョは子供のために作った」「一番楽しめるのは子供」「童心に帰って楽しんで」などのお言葉、評論などを読んで、俺は首をかしげる。子供はあれ面白いのか? 勿論凄い映画だとは…思うけど。

とりあえず劇場は満員だったのだが、子供向け映画などであるような、劇場の子供たちの笑い声が聞こえて、どよめいて、泣いて、みたいな反応はあまり感じられなかった。他の方の報告にあるように、食い入るように見入っていたといわれれば、そうなのかもしれないが。

対象年齢はいくつなのだろう。主人公の宗介が5歳なので、仮に5歳としてみる。

自分が5、6歳当時楽しんでいたものを、覚えている限り思い出してみる。以下、かなりだらだらと。

まず、強烈に記憶に残っているのが、「コン・バトラーV」を一話見逃しただけで、わんわん泣き喚いて親を困らせた事。ガルーダの正体なんてメチャクチャ心に残っている。「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「グレンダイザー」「ダンガードA」「ボルテスV」「闘将ダイモス」このあたりのロボットアニメにはもう夢中で超合金とかも買ってもらっていたが、この頃確かまだ小学校には上がっていなかったと思う。ダンガードAは幼稚園の時のお弁当箱だったから間違いない。だから5歳以下。

あと「宇宙戦艦ヤマト」。多分再放送だったと思うんだが、これはもう大好きだった。ウチの親父がなかなかの海洋堂野郎で、先には厚紙を切り抜いて、後には発泡スチロールから削り出して、ヤマトの模型を作ってくれた。これで遊び倒した覚えがある。(親父はそれでも飽き足らなくて結局ヤマトのプラモ買って来て作ってくれたw) あと、「円卓の騎士物語・燃えろアーサー」。これも厚紙で仮面を作ってもらった。「ファーストガンダム」もこの頃だったらしいが、当時の自分にはさすがに難しかった。でも、アムロが敵を攻撃する時必殺技を叫ぶのではなく、「うわああああっ」と言うのは子供心に印象に残っていて、怖かった覚えがある。あと、ララァが熔けるのも怖かった。ガンプラは買ってもらいました。

あとタツノコシリーズ。「ヤッターマン」ですね。「豚もおだてりゃ木に登る」とか「ぽちッとな」とか「おしおきだべー」とか、ああいうアホらしいのも大好きなんですよね。子供。

本。子供用のでいろいろ買ってもらったが、「三じゅう士」「がんくつ王」「海底旅行(海底2万マイル)」「十五少年漂流記」「ロビンソン・クルーソー」「トム・ソーヤーの冒険」あたりが大好きで、もう繰り返し読んだ。ワクワクドキドキして、ページめくるのももどかしく、トリップして読んでたと思う。そして小1(6歳)の頃出会ったのが、ポプラ社の「アルセーヌ・ルパン」シリーズ。ちょっと難しかったが、それでも興奮して、むさぼるように読みましたよ。最初に買ってもらったのが「虎の牙」連続毒殺魔事件現場に残された虎の牙の歯型の残ったりんご。疑いをかけられるルパン。買ってもらった帰りに、靴屋で親が靴買っている横で周りも目に入らずに読み入ったのを思い出す。

「ドラえもん」も好きだった。が、普段の話より、一番好きだったのは「のび太の恐竜」「のび太の宇宙開拓史」大冒険が好きだったんですね。それと実は、助けてもらえるというドラえもんより、自分がヒーローになれる「パーマン」が好きだった。ドラえもんの他に初めて買ってもらった漫画本が、たしかパーマンの3巻と、「バビル二世」の5巻。バビル二世がまた大好きだったな。同じ時期に好きだったアニメが「デビルマン」。(「あの」漫画版はさすがにもう少し大きくなってから。…と言っても小4(10歳)くらいか)

小1(6歳)の頃には「うる星やつら」がアニメになってた。1話。ラムちゃんのおっぱい。いや、子供だっておっぱい好きなんですってば!! 性的な意味で。 あと、同じくらいの時期にコロコロでやってた「おじゃまユーレイくん」と言うのが密かに好きだった気がする。子供心に、えっちな漫画だった。コロコロといえば「ゲームセンターあらし」「炎のコマ」とか「剣の舞」とか「水魚のポーズ」とか真似したぜ。炎は出せないけど。

「サザエさん」などのいわゆるファミリー向けも見てはいたが、当時の自分の中で決して楽しみな部類じゃなかった。「他に見るものがないから、とりあえずアニメだから仕方なく見る」ってのが正直なところだった。「ハウス名作劇場」系も同様。今でこそクララが立ったところとかで号泣するが、これって大人の感覚では…。名劇系を本当に面白いと思いだしたのって、実は高校生あたりになって再放送を見てからだと思う。…あ、「トム・ソーヤー」「フローネ」は子供の時から好きだった。トムは家出はするし、基地は作るし、殺人事件も目撃するからね。フローネは無人島漂流だ。…ファミリー向けと言われるほのぼの部類で掛け値なく好きだったのは「トムとジェリー」くらいかも。あと「ハクション大魔王」

これは自分の5、6歳を思い出して列挙したのだが、どうだろう? (はっきり言って、今の好みと方向性は全く変わらん) 

「刺激に慣れた子供たちは、ポニョよりポケモンの方が喜ぶだろう」との評があったが、後半は俺も同感。子供が面白い映画なら、ポケモンとかプリキュアとか、「新・のび太の恐竜」のDVDとかの方がオススメだと思う。

ってか、「刺激に慣れた子供」とか言うけど、今の子は…なんてニュアンスで言わなくても、30年近く前の自分を思い出してもこんなもんっスよ。記憶の限り遡っても、「ポニョ」みたいなまったりしたのを楽しめる幼児期の俺なんて、想像できない。多分、人生の中でポニョを一番楽しめる俺は、深読みしたり宮崎監督の芸術性をぐちゃぐちゃ考えたりと嫌な楽しみ方をする、今の大人の俺。

マジメなオトナやお母さんたちが「子供に見せたい」「子供の為に」とか言うようなやつって、子供はたいていつまらない。子供はつねに、大人が見せたがらない、「ともだちんこ」とか「見れば~?」とか言う、「おぼっちゃまくん」「クレヨンしんちゃん」を支持してきたはず。多分ずっとそうでしょう。じゃなきゃ、「戦隊モノ」とか、「ライダー」とか、「プリキュア」とか、「ポケモン」とか。

★★★

ポニョでの宗介の、ただ、舟を出してお母さんのところに行くと言う行動魔王なんか倒さなくてもいい。天空の城なんかみつけなくてもいい。これが子供にとっては大冒険。子供がそれを成し遂げる。「その程度のこと」と言うなかれ。これが子供にとっては、ラストシーンで思いっきり抱きしめてあげたくなるほどの冒険なんだ。

…と言う、監督のスタンスは伝わってくる。

でもそれって、やはり上から目線、オトナ目線じゃないか。

子供を舐めてると思う。

5歳、6歳の時だって、剣戟や、銃撃戦や、ノーチラス号や、殺人事件や、恐竜や、そう言うまだ見ぬ冒険を潜り抜けるヒーローな自分を想像して、ワクワクするのが男の子だと思う。少なくとも俺はそういうのが好きだった。それ程ワンパクでもない、親の言うことを聞くいい子ちゃんだったと思うけどね。

俺としては、ポニョは子供向けとは思わない。

「単純に面白いです」と言う意味の面白さで言うと、足りない。

「子供にこういうのを見せたいと言う大人向け」だと俺は思う。

大人のエゴのようなものを感じる。それが悪いと言っているのではなくて、「そういうオトナ向けの映画」だと思う、と言う事。 或いは「大人の妄想する子供の無垢な気持ち」を味わいたいと言う、大人向け。

この映画に感じるのは、子供が楽しめる映画に必要な「子供との共犯意識」じゃなく、そういう「オトナの保護者目線」なんですよ。PTA臭と言うか。

奇しくもフジモトさんが言ってました。

「ずっと無垢のままならいいのに」

★★★

まあ、子供たちが楽しんでたんなら、上の文は全部見当違いと言う事で、別にいいんですけどね(笑)。俺が子供の頃から、人より殺伐とした、ファミリー向けを楽しめないワルガキのメンタリティーを持ってたってだけかもしれないから(笑)。

…でもなあ。そもそも、名劇の絵柄でその嫌なPTA臭「ガーン」とぶっ壊してくれたのが「風の谷のナウシカ」だったんだけどなあ。あの衝撃は子供心に凄かったんだけどなあ。

逆に「トトロ」とか「名探偵ホームズ」とかは、劇場の子供たちも大笑いしたり盛り上がってたりしてたから、子供向けと言われてもわかるんだけどなあ。

うーんうーん。

ポニョが子供向けだと言われると否定的だけど、ひねくれたオトナとしては、「あれみんな死んでるのでは」などと深読みしたり、「あの波の表現が」とか「子供の目にはこう見えると言う事を表したのだ」とか、「鉛筆の柔らかい線が」とか、「動きすげええ」とか、こういう風にぐちゃぐちゃと作家性を語る材料として、非常に楽しめる映画です。

ここまで書いてみて、ハタと反省。俺の方が子供を舐めてる?

こういう風に大人の俺が感じた違和感、トリップ感。

それは、言葉にできなくても子供たちもトラウマのようにちゃんと印象に残るのでは?

俺が小1の頃、アムロの「うわあああ」が印象に残ったように。

「コン・バトラーV」のガルーダの正体がトラウマになったように。

先日のエントリーで書いた、「ちいさいモモちゃん」の悪夢っぽさが印象に残っているように。

ガキ真っ盛りの俺が、「ナウシカ」で衝撃受けたように。

…じゃあいいのか。

そうなると、冒頭で引用した他の方の報告、「子供たちが見入っていた」

これが重要になってきますねえ。

うん、ならいいんだ…。

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